＜四季キャッツ登場猫＞

四季キャッツに登場する猫の簡単な紹介と見分け方です。ご参考までにどうぞ。
文責はふたばに属します。


雌猫

■グリザベラ　Grizabella
　昔は栄華を誇った落ちぶれた娼婦猫。何故かジェリクルキャッツたちからは忌み嫌われています。キャッツの要、永遠の名曲「メモリー」を歌い上げます。グレーに少々紫がかったような色合いの、ぼろぼろのコートを着、中には濃い紫の服を着ています。出てくれば分かります。
　最初「ジェリクルソング」から、「猫の名前のつけ方」までは、別の姿（若かりし頃の姿？）で参加しています。

■ジェリーロラム　Jellylorum
　スリーガールズのひとりで、女優猫です。ガスにひっついていて、彼のナンバー、「劇場猫ガス」を歌います。また、劇中劇「グロールタイガーの最期」で可愛い悪女グリドルボーン嬢を演じます。
　全体的にクリーム色、ところどころにグレーの模様が入ります。シラバブと間違いやすいですが、シラバブよりちょっと大柄で色も黄色みが強いです。

◆グリドルボーン　Griddlebone
　劇中劇に登場する美人猫。ジェリーロラムが演じます。彼女も間違いようがありません。もこもこの白い毛皮が可愛いです。グロールタイガーを手玉に取る悪女ですが、可愛らしく憎めません。

■ジェニエニドッツ　Jennyanydots
　気の好いおばさん猫。優しく明るく、良い感じに厳しく、若い猫たちのお母さん的存在のようです。自分のナンバー「おばさん猫ジェニエニドッツ」では、見事なタップダンスを見せてくれます。
　自分のナンバーの時だけやけに毛足が長い衣装をつけていますが、普段は全身明るいオレンジのスリムな姿です。他、「バストファージョーンズ──大人物？」を歌います。

■ランペルティーザ　Rumpelteazer
　可愛いこそ泥コンビの片割れ。マンゴジェリーと一緒に「こそ泥猫マンゴジェリーとランペルティーザ」のナンバーを、元気いっぱいにアクロバティックなダンスと共に歌います。
　黄色い頭と黄色地に茶色い虎縞模様。自分のナンバーの時は首飾りをつけ、豹柄のスカーフを巻き、虎縞のレオタードのような衣装を付けます。とても可愛い子悪党です。

■ディミータ　Demeter
　ボンバルリーナと仲の良い、綺麗な雌猫。一緒に「犯罪王マキャビティ」を歌い踊ります。なんでも恐れながらもマキャビティに惹かれているとかなんとか…。
　オレンジの地に黒い模様。マンゴジェリーとよく似ていますが、彼女は頭もオレンジです。気が強そうな美人猫です。

■ボンバルリーナ　Bombalurina
　色っぽいお姐様猫です。「犯罪王マキャビティ」を、ディミータと一緒に歌い、素敵なダンスで魅せてくれます。雌猫の中では背が高く大人っぽいのですぐ分かるでしょう。
　赤っぽい頭、赤みの入った薄い茶色地に黒いキジ虎模様。とても美人で奇麗で、目を引きます。

■シラバブ　Sillabub
　ジェリクルキャッツ達全員の妹的存在の、可愛らしい仔猫です。小柄で、全体的に白みの強いクリーム色です。「ジェリクルソング」ではマンカストラップの次に歌うので、すぐ分かります。また他にも、「メモリー」や「幸福のとき」などでソロがあります。

■タントミール　Tantomile
　赤みの強い茶色の、毛のないスマートな猫（アビシニアンだと思うのですが、パンフレット等にはシャムとかいてあります…何故だ？）。オーバーチュアで光の中すうっと伸び上がる姿は非常に印象的です。ダンスの場面では特に目を引きます。

■ジェミマ　Jemima
　可愛い少女猫。白地にオレンジや黒の三毛猫です。いわゆる日本猫の代表選手の姿ですね。ジェリーロラムやタントミールと一緒に「おばさん猫」「ラム・タム・タガー」のナンバーなどを歌う他、グリザベラに対しきつい嘲りの言葉も投げます。

■ヴィクトリア　Victoria
　真っ白でバレエが得意な少女猫。「ジェリクル舞踏会への招待」で、実に美しいソロダンスを見せてくれます。ダンスシーンで見せ場が多いです。

■カッサンドラ　Cassandra
　小柄だけどとても大人っぽい、神秘的な雰囲気の雌猫。短毛で、こげ茶色の地に、グレーや黒で模様があります。ダンスが得意で、月に向かって伸び上がる姿が美しいです。タンブルブルータスと恋仲らしく、愛のダンスが素敵です。


雄猫

■オールド・デュトロノミー　Old Deuteronomy
　ジェリクル・リーダーで長老猫。みなに敬愛されています。彼のナンバー「長老猫オールド・デュトロノミー」は、マンカストラップとラム・タム・タガーがデュエットしますが、最後に「猫にご挨拶」を歌い上げ、しめて下さいます。
　グレーと茶色の混ざった、長毛の毛皮。最初の「ジェリクルソング」から、「猫の名前の付け方」までは、別の姿で参加しています。

■バストファージョーンズ　Bustpher Jones
　黒白のでっぷり太った中年紳士猫。ちょっと俗物で政治好きで名士気取りで食いしん坊。自分のナンバー「バストファージョーンズ──大人物？」の時しか出て来ませんので、すぐ分かります。四季版ではビデオ版より扱いがぞんざいです（文化の違いでしょう…）。

■アスパラガス　Aspalagus
　かつて大人気だった過去を懐かしむ、年老いた役者猫。「劇場猫ガス」というナンバーがあります。薄めの茶色にオレンジ、黒で模様の入った年寄り猫。見れば分かります。
　普段は少し若めの姿（茶色くてところどころ長毛）で参加、また劇中劇「グロールタイガーの最期」でグロールタイガーを演じます。

◆グロールタイガー　Growltiger
　劇中劇に登場する海賊猫。アスパラガスが演じます。劇中劇でしか登場しないので、間違いようがありません。誰もが恐れる荒くれ男ですが、美人に弱いようで、グリドルボーン嬢に一目でイカレてしまいます。

■マンカストラップ　Munkustrap
　アメリカンショートヘアのシルバークラシックタビー風の銀虎猫。ストーリーテラーを務めるのですぐ分かります。自分のナンバーはないもののソロが多く、印象的なのは「ジェリクルソング」の歌い出しでしょう。リーダー猫でもあり、周囲の猫から慕われる兄貴分です。

■ラム・タム・タガー　Rum Tum Tugger
　雌猫たちに大人気のプレイボーイ猫。全体的には黒い細身の体に、頭と襟に金色の長毛が生えた愉快な姿の猫。派手なベルトもつけています。自分のナンバー「つっぱり猫ラム・タム・タガー」があり、他にもソロが多く、ダンスでも目立つので分かりやすいです。旧バージョンでは白猫だったそうで、一回くらい見てみたかったものです。

■ミストフェリーズ　Mistoffelees
　小柄でダンスの上手なマジシャン猫。全身ほぼ黒で、顔と胸は白。四季版では耳の先も白です。自分のナンバー「魔術師ミスターミストフェリーズ」の他、「ジェリクル舞踏会」などで、素晴らしいダンスを見せてくれます。

■マンゴジェリー　MungoJerry
　可愛いこそ泥コンビの片割れ。ランペルティーザと一緒に、「こそ泥猫マンゴジェリーとランペルティーザ」のナンバーを、元気いっぱいにアクロバティックなダンスと共に歌います。赤い頭とオレンジの地に黒いキジ虎模様。自分のナンバーでは虎縞のスカーフに、チョッキのような衣装を付けています。

■スキンブルシャンクス　Skimbleshanks
　自分のナンバー「鉄道猫スキンブルシャンクス」のときに着ている黒いベストが良くお似合いの、元気な茶トラ猫。明るい笑顔が魅力の青年猫で、みんなと仲良しです。普段は黄色地に茶色の縞模様。元気な雄猫です。

■コリコパット　Coricopat
　全体的に薄い茶色で、黒い模様の入る少年猫。気が強いらしく、よくグリザベラやマキャヴィティに威嚇をしています。ダンスが得意な元気なやつです。

■ランパスキャット　Rumpus Cat
　白黒ぶち猫。後ろ姿がマンカストラップに似ています。大騒ぎが好きだそうで、ジェリクル舞踏会ではボンバルリーナと一緒にロック調の激しいダンスを踊ります。格好良い親分肌の猫らしいです。

■カーバケッティ　Carbucketty
　若い雄猫。頭の左側が濃いめの茶色、右側が黒。ニヒルな若者だそうです。あまり目立ちませんが、けっこう可愛い仕草を見せたりしています。

■ギルバート　Gilbert
　劇中劇「グロールタイガーの最期」でシャム猫軍の隊長を演じる若い雄猫。頭の右側が黒く左側が赤みの強い茶色という、こともあろうにトータシェルの色合いの三毛猫です。カンフーが得意で、空中ブランコもします。

■マキャヴィティ　Macavity
　犯罪の帝王。ちょくちょく舞踏会に顔を出します。仮面、マントをつけた不可解な姿で、毛皮は赤と黒。出てくれば一発で分かります。彼のナンバー「犯罪王マキャヴィティ」は、ボンバルリーナとディミータが歌い、彼自身が目立つのはその後の闘いの場面です。
普段は別の姿で参加、大柄な黄色い猫で、別に名前はついていません（なんと呼べばいいのか困るところです）（普段は黄マキャと呼んでいますが）。

■タンブルブルータス　Tumblebrutus
　カッサンドラとお揃いの、短毛でこげ茶色の地にグレー等で模様のある若い雄猫。クールで男らしいタイプのようです。カッサンドラと恋仲で、美しい愛のダンスが素敵です。


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