＜キャッツ＞
ジェリクル・キャッツは今夜出てくる ジェリクル・キャッツみんなやってくる
ジェリクル・ムーン光り輝く ジェリクル舞踏会にやってくる
四季猫紹介 四季猫キャスト別感想
その他猫いろいろ（ビデオキャッツと共通）
■ストーリー
ジェリクル・ムーンと呼ばれる満月の夜、とある都会のゴミ捨て場にどこからともなく猫たちが集まってきた。
今夜はジェリクル舞踏会の夜。リーダー猫マンカストラップが宣言する。「天上に昇り、新たな命を得る猫は誰か」。
それぞれに誰にも真似の出来ない個性的な生を生きる猫たちは、我こそは「ジェリクル・キャット」とその生き方を主張する。
昼間は動かないけれど、夜になると行動を開始して家事全般を取り仕切っているおばさん猫。
天の邪鬼で我が儘で、あらゆる常識を蹴飛ばして生きているロックシンガー猫。
かつては美貌を誇ったが、今は落ちぶれてみる影もなく、想い出の中に生きる娼婦猫。
美食家で我が世の春を謳歌する金持ち猫。
あざやかな手口で人間達を翻弄する泥棒猫コンビ。
数え切れないほどの永い年月を生きてきた長老猫。
大スターだった昔を懐かしむ劇場猫。
鉄道をこよなく愛し、夜行列車を取り仕切る鉄道猫。
「猫の形をした悪魔」と呼ばれる犯罪猫。
類い稀な魔力を持つ天才魔術師猫。
最後に、娼婦猫グリザベラは想い出に縋らず前向きに生きていく決心を歌い上げる。その歌声は猫たちを動かし、彼女は「ただ一匹のジェリクル」に選ばれ天上へ昇る・・・・
■解説
原作・作詞：Ｔ．Ｓ．エリオット他、作曲：アンドリュー・ロイド＝ウェッバー
原作はイギリスのノーベル賞詩人・Ｔ．Ｓ．エリオットの詩集『おとぼけおじさんの猫行状記』。様々に個性的な猫たちを描いた１２編の詩に、ウェッバーが曲を付けて新たな命を吹き込んだ。
エリオットの死後発見された「娼婦猫グリザベラ」の詩と同じエリオットの詩『風の夜のラプソディ』からヒントを得た「メモリー」、『ドライ・サルヴェイジズ』から来た「幸福のとき」が、楽しい猫たちの舞踏会に果てしない広がりと深みを与えている。
古来猫という動物に対して人間が抱いてきたイメージが見事に表現された「ジェリクル・ソング」「猫の名前の付け方」「猫の宣言」、ヴァラエティ溢れる猫たちのナンバーと名曲揃いだが、何より圧巻はグリザベラの歌う「メモリー」である。スタンダードナンバーとしても大ヒットしたのもむべなるかな、圧倒的な感動を誘う名曲中の名曲と言っていいだろう。
……などと、えらそうな解説書いてるけど、本音はただ一言、「可愛いぞ！！ 猫！！」。これに尽きる（エリオットの本音も絶対そうだ）。猫好きさん必見のミュージカル。好きです。猫。
猫の神秘性、貴族性、小悪魔性、誇り高さ、気まぐれさ、しなやかな美しさ、可愛らしさ…猫の魅力すべてがここに表現されています。
本場ブロードウェイで最長ロングラン記録を打ち立てたほか、ウェッバーのお膝元ウェスト・エンドでも２１年間のロングランを達成。世界各国で上演されている、文字通りミュージカルの王者であります。
■個人的感想
私をこの世界に引きずり込んでくれた運命のミュージカル（大袈裟な）。感想と言っても、ただただ「好きだー！！」ぐらいしか言えませんが……見ましょう。とりあえず。
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