＜ライオンキング＞
太陽はサファイア色の空を巡り 永遠の環の中にすべてを包み込む
生命の環 わたしたちを生かす 絶望と希望 恐怖と愛 自分の場所が見つかるまで
キャラクター考察 シーン解説（＋趣味的妄想）
ＬＫ２について
■ストーリー
サバンナに灼熱の太陽が昇る中、プライドロックの下に集う動物たち。王ムファサに後継ぎの息子シンバが生まれた、その披露目の式である。
だが、その席にムファサの弟スカーの姿はなかった。王位継承権第一位の座を奪われたスカーは、シンバの誕生を快く思っていなかったのである。
父の愛に包まれて幸せに育つシンバだが、スカーの陰謀でムファサは殺され、シンバはその死を自分のせいだと思い込まされてしまう。
追放され、砂漠で死にかけたシンバを救ったのは、ミーアキャットのティモンとイボイノシシのプンバァだった。彼らはシンバに「ハクナ・マタタ」の精神を教え、気楽なジャングルの生活に誘う。
やがて成長したシンバは、荒れ果てたプライドランドから逃れてきた幼なじみのナラと再開し、スカーを倒すために立ち上がる・・・
■解説
作詞：ティム・ライス他、作曲：エルトン・ジョン
ディズニーの長編アニメ作品の舞台化としては、『美女と野獣』に次ぐ二作目。しかし、『美女と野獣』が出来る限りアニメに忠実に作られたのに対し、舞台化に当たってほとんど別の作品と言っていいほど変えられています。演出家ジュリー・ティモアの功績は巨大である（本当にすごい）。まあ、どう考えても失敗してるところもありますけど（どこのことかは、御覧になった方ならお分かりでしょう…）。
ストーリーのあまりにアメリカ的と言うかディズニー的な能天気さはさておいて、音楽の魅力と舞台づくりの見事さは一見の価値あり！です。
■個人的感想
一言にまとめると、シンバ出てくんな（ひどッ）。主人公は本当にしょうもない男です（ファンの方、ごめんなさい）。私は全く彼に感情移入できませんでした。ほんとに、ファンの方ごめんなさい（反省してないですが）。
その代わり、陰の主人公であるスカーを初め、脇の登場動物達が非常にいい味を出していて好きですね。
しかしそれにしても楽しいのは、公演地によってそれぞれご当地の方言を遣うという手で好評を博しているティモンとプンバァではないでしょうか。私が見たのはもちろん河内弁と京都弁バージョンですが、また観たいけどティモンとプンバァが関西弁でなければ嫌だから遠征はしない、というくらい好きです。
とりあえず、できる限り深いことを考えずに頭の中を単純にして楽しむのがよいと思います（うーん、さすがディズニー←偏見）。実際、とても楽しい舞台です。
それが出来ない私のようなひねくれもんは、他の登場動物（誰とは言わんけどスカーとかスカーとかスカーとか）に感情移入しましょう…。
>>HOME >>TOP