猫の名前、発音について ◇

 猫の名前の発音で、どうも気になるのがあるので書いておきます。

■ミストフェリーズ
 綴りはMistoffeleesです。
 これを見ると間違いなく「ミストフェリーズ」なんですが、ロンドン・オリジナルCDでもビデオでも、歌の発音は「ミストフォリーズ」と聞こえるのです(他の英語版CDでもそうです)。歌の前のタガーの台詞(「ミストフェリーズに頼もうぜ」というあれ)だけは「フェ」に聞こえるんですが…。
 多分中間母音の所為なんでしょうが、以前合唱したときに揉めたもんで。

■ランペルティーザ
 綴りはRumpeltezerです。
 普通に読んで、「ランペルティーザ」です。しかし彼女の名前も、歌では「ランプルティーザ」に聞こえます。この綴りなら多分どちらでも良いんだとは思うんですけどね。「ランプルティーザ」のほうが歌うとき発音しやすいですな。
 四季でも、どちらを歌うのか決まっていないのか、役者さんによって違うようです。

■クァックソー
 ミスト再び。彼の本名であるらしいこの名前も、発音がようわからんのであります。
 綴りはQuaxoです。
 そしてこの名前の発音表記は、実はめちゃくちゃ別れているのです。ビデオの字幕は「クアゾー」、ロンドン・オリジナルCDの訳詞は「クアスコ」、詩集では「クウェイホウ」だの「クワックソウ」だの。
 どれが正しいんだ?! 少なくとも「クアスコ」は違うと思うんですが(綴りから見てこれはないでしょう。「クアクソ」ならあり得る)、他はねえ…。どれもあるのかも、等と思えるのですよ。
 ちなみに、ビデオでの発音は、「クアグゾウ」というように聞こえます。
本場では「クァックソー」と発音されているそうです。(baby桜さま、有り難うございました)

■マキャヴィティ
 綴りはMacavityです。
 素直に呼んでマキャヴィティで良いんですが、彼も聴きようによると「マキャヴァテイ」または「マキャヴェティ」と聞こえます。ふーむ。

■発音からはちょっと外れますが、表記についても疑問がひとつあります。
 マンゴジェリー君なのですが…。
 彼の綴りはMungojerrie。
 しかし、CDによっては彼をMungo Jerrieと表記してあるものがあります。つまり、MungoとJerrieで完全に分けてあるわけです。確かに、彼の名はMungoで切れますね。私はいつもはMungo Jerrieを使っていますが。
 それにランペルティーザも同じように切り方が違うことがあります。何故だろう?


 名前に関してだけではなく、発音は我々が学校で習ったものとは違うことがあります(ビデオ猫紹介の項でも書きましたが、マンゴジェリーとランペルティーザの歌とか)。こういう点は、ロンドンとブロードウェイでは違うのでしょうか。
 調べたら楽しいでしょうけど、ミュージカルとしてのキャッツからは外れまくりますね…。(それ以前に能力が足りない、と)

 発音については以上です。お読みいただき有難うございました。(2001.11.11)


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