■Skimbleshanks ：Geoffrey Garratt（ジェフリー・ギャレット）
＜外見＞
いかにも雑種らしい茶トラ猫。ぺたんと寝た頭の毛のせいか、後ろ頭がシマリスのよう（たまも姉談）。目は明るい緑です。詩にそうありますから、これは確定。自分のナンバー以降着ている茶色のベストがよく似合います。可愛い。
＜年齢＞
推定年齢、人間なら四十代の働き盛り。気の好いおじさんといった雰囲気です。猫なら四〜五歳くらいでしょうか？
＜その他徒然考察＞
◇鉄道猫。歌詞からして、夜行列車で車掌のような仕事をしている様子です。
◇カール＝マルクスさんもご推奨、労働疎外などという言葉とは縁遠い、労働の喜びを体現した輝ける労働者の星。
◇唯一現役で人間の世界に関連した仕事を持つ彼は、きっと忙しく、街にいないときも多いでしょう。そうそう仲間たちと遊ぶこともなさそうですが、それでも非常に人気があるようです。老若男女問わずに誰とでも仲が良さそう。スキンブルシャンクスのナンバーは、ほぼ全員が嬉々として参加しています。
人付き合いの良い、楽しい猫なんでしょうね。ほのぼのした雰囲気が大好きです。
◇飼い猫かどうかですが、きっと駅長さんや、でなければ駅全体に飼われているいるのだと思います。かなり人懐っこい猫のようですので、野良ってことはないでしょう。
◇自身が真面目な労働者だからか、ラム・タム・タガーのことは苦々しく考えている様子です。タガーナンバーでの文句を言いまくっている様子からすると、かなり嫌っていますね。
＜見せ場＞
元気に明るく、楽しいナンバーを歌います。仲間達全員（タガー除く）参加の、楽しい場面です。子どもたちにも好かれていそうです。楽しいおじさんです。
自分のナンバー以外では、なんと言ってもラム・タム・タガーのナンバーのときが出色です。アスパラガスと一緒に、ずーっと文句を言ってるのですね。「全くあいつは…」という感じで、渋い顔をしてます。マンカストラップにも「なんとかしろよ」とかいうふうに声をかけます。横を滑り降りていくタガーを思いきり赤裸様に嫌そうに避けます。
…そんなに嫌いか。
まあ、ビデオ版の彼はかなり年長のようですから、マンカスやタガーも小さい頃から知っている可能性大です。となると、多分、いかにも素直で元気な良い子だっただろうマンカストラップと、いらんことしぃ（大阪弁で「余計なことばかりするアホ」という意味）で我が儘なガキだったろうタガーを見てたわけです。そりゃまあ、態度も変わるだろう。
※ソロは、「Skimbleshanks: The Railway Cat（鉄道猫スキンブルシャンクス）」。彼のナンバーはこのミュージカルの中で最も華やかで楽しい、いかにもミュージカルらしい曲です。
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