■Munkustrap ：Michael Grubar（マイケル・グルーバー）
＜外見＞
アメリカン・ショートヘアのシルバー・クラシック・タビー系の雑種で（脚先が黒いので雑種と思われます）、銀と黒の虎縞です。
目の色は独断と趣味で深い緑。アメショーのシルバータビーとしては普通の色ですし、綺麗なので丁度いいかと。
チャームポイントはくしゃくしゃしたくなるような後ろ頭と、太くて長ーいしっぽ。
＜年齢＞
人間でいうと二十代半ばから後半と思われます。猫なら三歳ぐらいでしょうか。良い年齢ですね。
＜その他徒然考察＞
◇みんなの保護者、優しいボス猫。
◇きっと飼い猫だろうと思います。首輪をしているし、野良という感じはしません。（黒い革に銀色の鋲とわっかがついた、なかなか素敵な首輪です。）
しかし、ボス業に忙しい彼は、ほぼ半野良生活を送っているのであろうと思われます。アメショーは手の掛からない頭の良い猫ですから、逞しく生きているのでしょう。
◇ボス猫にしては若いほうだと思いますが、とても良くできた猫のようです。
人間的に（猫だけど）非常にバランスが取れたひとなのでしょう。
◇海外サイトさんではよく「オールド・デュトロノミーの息子」とされています。その真偽のほどはともかく、成長期のマンカストラップがオールド・デュトロノミーから大きな影響を受けたことは確かだろうという程度には、雰囲気が似ています。
◇身体はそんなに大きくないです。オールド・デュトロノミーやタガーやプラトーのほうが大きい。
猫だけではなく動物の社会で喧嘩に勝つ条件として、「体の大きさ」というのは非常に重要だそうですが、それから言えば、マンカストラップは中くらいの大きさのわりに、相当喧嘩が強いことになります。もっとも、アメリカン・ショートヘアは逞しい猫で、天性のハンターであり、頭も良くて喧嘩も強いそうですから当然なのかな。昔、父の実家の近くに飼われていたアメショー系雑種の猫は、鼠はもちろん、鳥を獲ったり犬と喧嘩したりして勝ったりしていたらしいし。
優しげで大人しそうに見えて、マンカストラップさんは侮れません。
まあ、周囲が逃げ惑う中、あのマキャヴィティに立ち向かって互角に渡り合うんだから当然か…。
◇どうやら、ディミータ譲と仲良し…というか、しっかり恋人関係な様子です。マキャヴィティとの闘いや、ミストナンバーでの様子からして、恋人と断定してもいいと思います（管理人の趣味です）。
◇しかし私の個人的な印象なんですが、このボス猫からは性的なものが感じられません。ディミータ嬢とひっついていてすら、あまり色っぽい雰囲気ではないのは何故なのでしょう。
女の子といちゃついているより、高齢者のお手を引いたり、仔猫たちの頭を撫でたりしているほうが、明らかに似合っています。
横に強烈なのがいるからでしょうか？
それとも、あのやたらめったらと出来すぎた雰囲気のせいでしょうか？
ほんとに枯れてますねぇ。
◇まあともかく、良くできたボス猫ということで。
＜見せ場＞
彼は多いですね。なんと言ってもストーリーテラーですから。ジェリクルソングでの歌い出し、決めぜりふ（注記）、ソロの多さ、みんなをまとめる様子、どれをとっても目立ちますし、本当に立派なボス猫振りを見せてくれます。
（注記：個人的趣味で、ジェリクルソングの「夜明け前に ナイフで切って落とせそうな 静寂に向かって宣言する それは 誰か・・・・」がマンカスの決めぜりふだと思っています。
もちろん、ビデオ版の「リジョーイス！！」も良いですし、四季版の「いろいろな生き方の猫をお目にかけよう」も良いんですけどね。あと四季版の、ビデオ版での「リジョーイス！！」に当たる部分、「ジェリクルキャッツよ、舞踏会の支度を！！」も強烈に格好良いいですよね。でも、あの「ナイフで切って落とせそうな静寂」という表現が、もう堪らなく好きでして…。推敲に推敲を重ねた漢詩の緊張感を感じさせて、ぞくぞくします。←なんやねんそれと自分で思ってるので突っ込まないでください）
※ソロは、「Prologue: Jellicle Songs For Jellicle Cats（ジェリクルソング）」「Invitation to the Jellicle Ball（ジェリクル舞踏会への招待）」「The Old Gumbie
Cat（おばさん猫ジェニエニドッツ）」「Old Deuteronomy（長老猫デュトロノミー）」「The Awful Battle of the Pekes and the Pollicles（喧嘩猫ランパスキャット）」。
よく歌ってますねぇ。
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