■Bustpher Jones ：James Barron（ジェームズ＝バロン）
＜外見＞
でっぷり太って、黒の面積が大きい白黒の体。顔と手足の先、しっぽの先が白く他は黒。胸にカーネーションを挿したりしてオシャレです。
詩での描写がけっこうあって、「すごく太っている」「黒くて艶のある毛並み」「白いスパッツ」といったところ。「スパッツ」というのは、足首につけるゲートルみたいなやつのことです。脚にぴったりしたズボンではありません。ちゃんと着けてらっしゃいます。
品種はおそらくエキゾチック・ショートヘアのブラック＆ホワイト（たまもが主張。とても可愛い顔の品種です）で、純血種の可能性大です。良いところに飼われていそうですし。
目の色は金あたりか。ぽっと赤いほっぺが愛らしいです。
＜年齢＞
年の頃は五十代の、中年紳士。ステキな年だ。
＜その他徒然考察＞
◇食いしん坊のイギリス紳士。
◇良いですね、イギリス紳士。四季版では政治家になっているし、なんだかそんなに大切にされていないようですが、ビデオ版ではちゃんと紳士の扱いでみんなから尊敬されております。
◇彼は間違いなく飼い猫でしょう。あれで野良だったら詐欺だ。
きっと飼い主も同じような感じの、でっぷり太ったイギリス紳士なのでしょうね。最初は今でも領地を持っているような貴族かと思っていましたが、どちらかというと１８世紀頃から力を持つようになってきた、郷紳、ジェントリーの末裔、といった方ではないでしょうか。勝手なイメージですが。
◇また、四季版では彼は政治家ですが、多分飼い主がそうなんじゃないかと思います。きっと、飼い猫そっくりの恰幅の良いおじさん紳士で、主婦層に絶大な人気を誇る保守党の議員なんじゃないかなーと。そして、あちこちのレストランに主従で出没して、同じもの食べてると。おおすっごくありそう（作りすぎだ）。
◇食い気に命を懸ける男。ネクタイの模様も魚の骨。モノクル（片眼鏡）をつけ、ゴルフクラブ代わりのスプーンを持ち歩く、根っからのイギリス紳士でございます。イギリスの飯は笑えるほどまずいと聞くが、彼は良いもの食べてそうですなあ。
でもって、好きな食べ物はどうやらカレーのようです。猫ってあんな刺激の強いもの食べられるのか？ いや、知らんけど…。
◇体重は驚愕の２５ポンド。グラムにして約１１キログラム。猫にしては破格のデブです。ずいぶん前に公共広告機構のＣＭに出てたデブ猫みたいだ。膝に乗せたりしたら３分で立てなくなるでしょう。どんなもんか知りたい方は１０キロ入り米袋かなにかを抱いてみましょう。それより重いんですよ、彼は。
猫の体重は品種にもよるけど普通３〜５キロくらいのはず。１１キロと言ったらKONISHIKI級です。スゴいぜジョーンズさん。
◇ちょっと気になるのが、ミストフェリーズ（クアックソー）との関係です。
どうやら、ミストフェリーズはジョーンズ氏が大好きらしく、登場シーンでは「あっ、ジョーンズさんだ！」とばかりに満面の笑みですっ飛んで迎えにいきますし、その後もずっとついて歩いたり、隣りに引っ付いたりしています（どちらかというと尻尾が気になるふうではありますが）。毛色は似ていますが、親子とはちょっと思えませんから、ミストフェリーズが一方的にジョーンズさんが好きなんでしょうね、きっと。子どもたちにとっては、気の好い親切なおっちゃんなんだろう。
◇ナンバー中、マンカストラップが敬礼するところが好きです。ジョーンズさんの鷹揚な返礼も可愛いなぁ。
＜見せ場＞
彼は自分のナンバーのときしか出番がありません。よって、それが唯一の見せ場となります。
ジェニエニドッツさんたちに鷹揚に手を振るあたり、余裕を感じさせて下さいます。さすがはイギリス、階級制が残る国。豪華な食事がうらやましいです。
※ソロは「Bustopher Jones（バストファー・ジョーンズ）」。ここしか出てらっしゃいませんが、存在感はなかなかのものです。
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