番外：「撮りみんぐ」ミュージカル『キャッツ』技術セミナー
２００１年７月１７日（日）１３：００〜　於大阪ＭＢＳ劇場


　キャッツの技術セミナー……どんなものかと思いつつ、結局参加してくる暇な私（注：当時無職）。でも、結構大勢来てました。
　それにしても、私の席は一階の前から二番目、センターブロックの右端……隣のスロープにマンカスが来るわー！！　こんな良い席で一度見てみたいぞ、本番の舞台を！！
　後ろの席に座った女性３人組が、相当昔からのファンらしく、延々どこのシーンのミストが可愛いのマンカスが誰と踊ってるのとマニアックな話をしてくれておりました。マンカスは「兄貴」らしい…。

　ジャンクヤードのゴミは３倍スケールで作られているそうですが……多分、もっと大きくなっているものもありますよね？
　よくは分かりませんが。舞台監督さんが色々と説明して下さいました。でも、プレステがあるとは知らなんだ。今度探してみようと思います。

　面白かった舞台装置の秘密がいっぱいなのですが…。
　例えば、ミストがマジックに使う缶。あれは、シーソーと同じ仕組みで、かけ声に合わせてスタッフが飛ばしているのだそうです。そ、そうだったのか、やっぱりあれはスタッフが……実際に飛ばして見せて下さいました。拍手が起こりましたよ。
　他にも、マンゴランペが出てくる自動車のトランク。あのときの「かちゃっ、ぎぎぃい〜・・・」という音は音響で作られているそうです。

　舞台監督氏、説明の時間が余ってしまって「どうしましょう？」などと慌てていた（「どうしましょう」じゃねぇよ）のが可愛かったです。観客の多くを占めていたおばちゃん層にばっちりアピールしたことでしょう。
　一番気になったのは、舞台監督さんの着ていた黒いジャンバーの左肩に書いてあった、「無気力」という文字なのですが…背中には『キャッツ』の過去の公演記録が書いてあるジャンバーでした。さり気なく愉快です。
　……何なんだ、あの服は…。

　広報担当の方によると、「『キャッツ』の公演地のプロ野球チームはその年調子が良いといわれてるんですけど、今年は阪神はちょっと駄目ですねえ。その代わり、近鉄ががんばってますけど。今年はひょっとしたら史上初の近鉄日本一かもしれませんね」
　……爆笑。（追記：日本一は無理でしたが、近鉄、リーグ優勝はしましたね。そら見たか！と大得意でしたね、四季さん。）
　その他、「『キャッツ』の方が『劇団四季』より知られてるみたいで、取引先の人から『キャッツさんは』とか言われるんですよ。『四季さんは』じゃなくて」などというお話が。
　お、面白いぞ、それは。

　舞台の裏側のゴミがよく見えたので、じっくり観察してみました。タンバリン、麦わら帽子、シルクハット、マグカップ、リコーダー（懐かしい）、ギター。
　また、舞台前方に中身入り（！！）の卵パックを発見しました。ひぇええ。なんて恐ろしい。（注：探すと、中身入り卵パックは結構あります。恐ろしい空間ですよあそこ…）
　その他、センターブロックの前には大きな置き時計が。よく見ると、時間が合ってました。さすがや。

　参加特典（？）として、参加者が劇場の窓口でチケットを予約したらポスター、ＣＤ-ROM、バッジのプレゼントがあり、あっさりと釣られた私は予約してしまいました。とりあえずＣ席にしたあたり、まだ理性があったようですが。
　……そういえば私、去年『コーラスライン』でも全く同じパターンでチケット予約したわよねぇ。あのときは出演者のサイン入りポスターだったわ…。
　それにしても、窓口のスタッフの方に「一番中寄りのお席はこちらになりますけど」と言われて、「えーと……端っこ寄りの席はありますか？」と訊く私……
　握手狙いのマニア以外の何者でもない……てゆーか、窓口のお姉さんに絶対バレてるね。ははははは。いいさ、いつもこのパターンさ。



　以上、はなはだ簡単ですが、「撮りみんぐ」レポートでした。


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