キャッツ ２００５年１１月２日（水）１３：３０〜
キャッツシアター五反田／大崎 ジェリクル・ギャラリー席
グリザベラ
ジェリーロラム
＝グリドルボーン
ジェニエニドッツ
ランペルティーザ
ディミータ
ボンバルリーナ
シラバブ
タントミール
ジェミマ
ヴィクトリア
カッサンドラ
：重水 由紀
：谷内 愛
：鈴木 由佳乃
：王 クン
：滝沢 由佳
：増本 藍
：八幡 三枝
：高倉 恵美
：熊本 亜記
：金井 紗智子
：大口 朋子
オールドデュトロノミー
バストファージョーンズ
/アスパラガス＝グロールタイガー
マンカストラップ
ラム・タム・タガー
ミストフェリーズ
マンゴジェリー
スキンブルシャンクス
コリコパット
ランパスキャット
カーバケッティ
ギルバート
マキャヴィティー
タンブルブルータス
：石井 健三
：田島 雅彦
：趙 宇
：荒川 務
：松島 勇気
：武藤 寛
：ユ チャンミン
：徐 元博
：幸田 亮一
：村瀬 美音
：張 文シャオ
：片山 崇志
：岩崎 智也
劇場に行く前に神保町で古本祭にとっつかまり、かなり焦って猫二回目。危なかった。何をやってんだ私は……って、私みたいなのがあの町に行けばああなることは分かっていたのですがね。
今回もジェリクル・ギャラリー、前回と反対側です。我ながら濃い席の取り方をしていますが、やはり真横からの視点が面白いですね！
そして……五反田の駅から同じ方向に、同じ制服を着た女の子が大量に歩いていたので微妙に不安だったわけですが、やっぱり思った通り女子高生の団体様が一緒でした。休憩時間にうるさかった以外、マナーは良かったですけどね。反応が素直で可愛かったし。
大阪で一度マナー最悪な中学生の団体とかち合ったことがあって、以来学生集団に拒否反応が出てしまう（自分で思っているよりトラウマ深いらしい）のですが、考えてみればあんなにひどかったのはあれだけなんですよね。大抵はまともです、ありがたいことに。
キャストは昨日と全く同じです。
■オーヴァーチュア〜ジェリクル・ソング
…多分雄猫が傍を駆けていきました。誰だったんだろ……？
大音響及び出没する猫に、悲鳴が聞こえます（笑）。ま、気持ちは分かりますけど。
ジェリクル・ソング。
タイヤの上に集合する直前、オーヴンの上にいたタガーに、ジェミマが何やら話しかけていました。マンゴも寄って行っていましたが、何を話していたのやら……タガーは応えてなのか非常にけったいな踊りを踊っていたのですが。この人は……。
そして、スキンブルが「ジェリクル・キャッツを知っているか？」と言いに来ます！ きゃー！（何なんだ）
■猫の名前の付け方
スキンブル、タガー、ギルが来ます。そして、二階席の真ん中の方に、コリコが一階通路から縄ばしごで上がっていくのを目撃。おおっ、そんなことやってたのか！！ すごい！！ 猫通路、面白いですね。
マンカストラップの静かな威厳のある話し方が素敵。語る間、ほとんどポーズを付けずに普通に立ったままでいるのですが、それが逆に自然な貫禄を感じさせまして……しかも「それは誰だろう」の口調の優しいこと。すごいなあ。
■おばさん猫
マンカスの歌い方本当に優しくて素敵……ｖｖ すみません、所詮はファンなもんで。
おばさんはどうやらかなり寝起きが悪いらしく、ミストがずっとオーヴンの上からちょっかいかけ続けていたのですが全く起きなかった模様。文章が全て類推形なのは、この位置からではオーヴンの中が全く見えないからです。分かっていたことですが。
ゴキ。横からギャラリー前の通路にすごい勢いで飛び出してきたゴキブリがいました。誰だったのかは不明。一瞬見えた脚が黄色かった気がするので、多分マキャかスキンブル……どっちだ。
ところで、何だかマンカストラップに構いに行くゴキがやたら多かった気がするのですが気のせいでしょうか。誰だか分からないけど、わざわざ寄って行ってはたかれて喜んでる（としか思えなかったの）奴がいたのですが。マンカス、モテモテだなあ。
おばさんはやっぱりちょっと上品そうです。そこそこ良いところの奥様、もしくはいい家の家政婦とか乳母…あ、そっちの方がイメージ近いかな？ 結構厳しそうな声も出してますし。
■ラム・タム・タガー
やっぱりコリコはマンゴにちょっかいかけてます。上から滑り降りて。可愛い……でも、今回はマンゴの方もしっかり反撃に転じ、「何すんだー」と仕返しにいってました。可愛い……（語彙貧困）
その間、タガーさんは女子高生を攫っていらっしゃいました。狙ったに違いないと信じています。そして、客席からはきゃーきゃー嬌声が上がってました。……これがアレに繋がるんだな。と、こっそり伏線を張っておきます。
後、「む〜」で女の子たちがきゃあきゃあ言っている間、唯一まだその方面に惑わされない無垢なシラバブちゃんが、コリコにしっぽであやされていました。一服の清涼剤のような光景でした。
■グリザベラ
マンカスが！ マンカスがっ！！ 素敵だったんですっ！！（あー……）
現れたグリザベラの前に立ちふさがり、威嚇した後、彼はすっと姿勢を正すと軽く頷いたのですよ。「分かったな、これがお前のしたことの結果だ」……勝手にアテレコ。いや、本当にそんな感じだったんですよ、静かでありながらとりつく島のない冷ややかな拒絶が。す、すごい…！！
あ、ちなみに「お前のしたこと」なんて言っても具体的な内容などどうでもいいのです。とにかく悶絶するほどかっこよかったのです。くっ、ダメだわこんな拙い文章ではあの素敵さの半分も伝わらないわ、ああ悔しい。
……すみません、かなりおかしくなってました……て言うか今でも十分おかしい。すみません、本当に。
って言うか、この項、マンカストラップのことしか書いてないし……。ま、いいか（いいか？ 本当に良いのか！？）。
■バストファージョーンズ
ジョーンズさんの出が見えませーん！！（笑） しかし、舞台へ向かう道すがら、周囲の観客に愛想振りまきつつ「ボンジュール」とか言っていたような……何者だ、バストファージョーンズ氏。
ミストが「お花ちょーだいｖ」と寄って行くのがとても可愛いです。でも「ダメだよ」と投げちゃうのですね。一遍ミストにあげちゃったりしたらどうなるんだろ……（アホなことを考えるな）
ランパス君は今回、ジョーンズさんの演説にものすごくおざなりな拍手をしていました。やっぱり内容は全然聞いてないと思われます。カーバも。さらにスキンブルが彼らを見て、「え？ 拍手…するの？」という顔でお付き合いを。可愛いなー。そしてギルは、その間ずっとジョーンズさんのしっぽを狙っていた模様。あー、ほんとに可愛いな君たちは。
ジョーンズさんがご馳走について語っているときは、スキンブルがしっぽ狙ってましたし。彼のしっぽは常に危機にさらされています。そんなに魅力的なのでしょうか。そして御本猫は気付いているのでしょうか？ 大変気になるところです。
■マンゴジェリーとランペルティーザ
マキャの気配に、スプーンをぶんぶん振り回して「えいえいっ」と反撃するジョーンズさんがかわいいです。それから逃げるときの「あ〜れ〜」とくるくる回る様も。ああ……
マンゴランペは、文句なしに可愛いです。蝶ネクタイ引っ張るマンゴも、そんな彼を突き飛ばす（笑）ランペも。ああ。
そして何よりも、最後にタイヤの上に静かに立つマンカスがｖｖ ……すみません。アホです。
■オールド・デュトロノミー
やはりスキンブルの「オールド・デュトロノミー」が半泣きみたいに聞こえる。いや、まあ、普通に考えれば、単に日本語があんまり上手くないだけ（失礼…）なんでしょうが、しかし聞いていると「おじいちゃん……ｖ」と喜びのあまり上ずっているようで、あーもうほんと可愛い。さっきから私は「可愛い」しか書いてないぞおい。こんなことでいいのか自分。
そして……さりげなく戦利品の袋を取り返して逃げたマンゴを目撃。マンカスも何も言いませんでしたね。良いのでしょうか。いたずら猫ども程度より、おじいさまの方が大事ということなのでしょうか。その可能性は高いが（笑）
歌がひたすら素敵です。マンカストラップの穏やかで優しい声がもうほんと最高。ひたすら、うっとりと聞き惚れるのです。ほぅ。そして、甘える子どもたちも可愛い〜〜〜。（また……）
■ジェリクル舞踏会
ああ、ひたすらかっこいいｖｖ
……実はこのときかなり眠くてヤバかったのですが、何とか居眠りせずに耐えきりました（威張ることか）。しかし、歌がないシーンになった途端に睡魔が襲ってくる辺り、分かりやすいな私。
とりあえず、グリザベラの登場に猫達が気付き、みんなで追い立てているとき、全く意に介さずふたり寄り添って月を見つめていた某バカップルが強く印象に残っています。（笑）
■メモリー
重水グリザは低音の強い声がいいですね〜。いや、好みなんですただ単に。趣味です。 とにかく聞き惚れればいいシーンは楽で良いです。というか、このシーンに入った途端に睡魔が去りました。しみじみと、分かりやすいな私。
■幸福の姿
後ろからタガーが出ますっ！
そろそろ始まるな、この辺にも誰か来んかいな……と思って何となく後ろを向いたら、いきなりいやがりました。しっぽを背もたれに乗せてぴょこぴょこ振って下さいましたよきゃああ。さらに彼は隣の端の席の肘掛けに座り、しっぽを我々の膝の上にぱったぱったと……きゃあああ！！ ここは乗るべきだろうとじゃれてみたら、さっと逃げられました（笑）。
その後彼は空席にどっかり座り込んだりしてしっかり遊んで行かれたようです。女性客には余さずちょっかいをかけておいででした。やはり、素晴らしい方ですね。
あ、歌は言うことないです。以上。
■劇場猫ガス〜グロウルタイガーの最期
オーヴン裏に去っていくタガーと、オーヴン上のボンバルリーナが、何やらいちゃついていたような。何か……手握ってるみたいに見えたのですが私の気のせい？ あ、あなた方の関係は！？（ドキドキ）
コリコが最初から寝てました。可愛い顔して太ぇ奴です。まあ、私としてはタンブルとカッサンドラが見事な相似形になって聴いていたので言うことなしです。さいこー。（笑）
今回、客席の反応が素直でよかったです。「見せようか」にも、タイガーの登場にも、きっちり拍手が返りました。ところで、田島ガスは客席全体をしっかりと見渡して「見せようか」といいますね。なかなかかっこいいです。
手下ーず。
スキンブル部下は「片目で浮き世をにらんでる」といいながら思いっきり親分を指差しているのですが、いいのでしょうかこんな無礼な態度。さりげなく良い性格してないか。
そして、殴られて倒れている哀れなマンゴ部下を、タガー部下がしっぽ引っ張って起こしていました。彼らの間に友情はあるのでしょうか。
グリドルボーンの出が正面です。おおおおお。歌が素晴らしいですね！ 谷内さんって以前ランペルティーザで見ているのですが、歌もこんなに上手かったのねー。（ソフィも見てることを忘れていた。おお、そうだったそうだった）
ちなみに美女登場に喜んだミストとマンゴは、また向かい合ってふたりしてわきゃわきゃとけったいな踊りを踊っていました。君たちは一体……
ギル隊長。「ホワッチャァ！」というかけ声が何というか本格的で素敵です。さすがだ。でも、ヌンチャクは使わずに投げ捨てちゃうんだな…（笑） 殺陣はやはりかっこいいです！
……ラストの龍の顔、やっぱり全く見えませんでした。ははは。
■スキンブルシャンクス
思い切り脚放り出して寝ているスキンブルが可愛い。すみません、先に予告しておきますがこの項「可愛い」しか書かないと思います。（開き直るな）
何しろ可愛い。元気いっぱいで可愛い。そして指笛がものすごく上手い！（笑）
前回隠れて見えなかったタガーベッドが、今回はよく見えます（当たり前）。ヤツはひとり、無闇にカッコつけたポーズで床に寝そべってサボってやがりました。シラバブはそんな彼を引きずり起こし、しっぽを引っ張って列に強制参加させていました。強いぞ。（笑）
ユスキンブルは、「列車が大好き！」というよりも、「列車そのもの」みたいなつもりでいそうな気がします。組み立てた汽車の上で歌う姿が何だかものすごくかっこいいのです。無邪気で可愛い子猫は世を忍ぶ仮の姿、真の姿は夜行列車の旅を守護するべく神（どんな神だ）が遣わした天使……おお、何か本当にそうかも。
思わずアホなことまで考えてしまったのは、やっぱり不思議なくらいきれいに見えた列車のおかげだと思います。素晴らしい。
■マキャヴィティ
この席だと宙乗りマキャは見えないかな、と思っていたのですが、見えますよ。すぐ目の下を飛んでいきますよ！ おおおおおっ、これはすごい！！
お姉様方が色っぽいです。素敵です。ああ、何度見ても眼福じゃあ……（私はいくつだ） この点に関しては何も言うことがないですね。
マキャはまあ普通だと思うのですが、この席はマキャファイト時の激しい照明が目に痛くてすごい迫力ですので、かなり良い感じです。て言うかすごくかっこいいわ、この効果。最後にマキャが消えるときの光も、ここだとまともに目に入るんですよー。怖くて良いです！
■ミスター・ミストフェリーズ
タガーの「ミストフェリーズに頼もう」といういい方が、本当に心の底からミストのことを信頼しているようでとても素敵ｖ おねえさん男の友情は好きですよー。（何じゃそりゃ）
……まあ、タガーの場合、その信頼と友情の表現が膝で滑って握手しに行ったりする形に発揮されるのがまたよろしいわけですが。しかし本当に仲良さそうでしたね、ハイタッチしてたし。
デュト様マジックの前、タガーがミストと握手した手にもう片方の手を重ね、ミストが一瞬置いてから自分も両手で握り返すという大変心温まる光景を目撃し、ひとり喜んでいた私でした。あー、可愛いわ！ 良い奴だな、荒川タガー！。
そして松島ミストはダンスが実にかっこいいですね！ キレのあるぴしっとした動きが素敵！ 優雅で上品というよりは颯爽として凛々しい。でもって可愛い。いいなあ。取った布で顔隠しちゃう姿には、思わずなでなでしたくなるというものです。
マンカストラップはやっぱりちゃんと見てますね。コリコと仲良く並んで座って見ていましたよ。でもって、雷に驚いたコリコがお兄ちゃんの腕にしがみついてましたよ！！ ああ、たまらん……！（変な人がいます。注意して下さい）
さらに彼は、デュト様マジック直前、タガーと握手してるミストに向かって手を差し伸べ「頼むぞ」というようにしていました。……もう何度書いたか憶えちゃいませんが、この方は本当に一体どこまで（以下略）
おまけにミストはミストでマンカスのほうを見て小さくガッツポーズを！！ おねえさん男の友情はほんと大好きですよー！！（黙っとれ）
ガスとコリコが来ます。そして、席の前をカーバが凄まじい勢いですっ飛んでいきました。何だったんだ、君は…
■メモリー〜天上への旅
歌は綺麗です言うことありません。
この角度だと、タイヤを支える機械が突っ込む気も失せるほど堂々と見えますね！（笑） グリザベラのことは真後ろから見送る角度になります。うーん、何とも言えん。
■猫のご挨拶
じいさまええ声じゃ〜〜。
この曲を聴くと、しみじみと「ああ、猫は良い……」と思うと同時に「また観たい！！」という激しい衝動に駆られ、非常にヤバいです。ほ〜〜。その勢いのまま窓口に突進しかねません。恐ろしい話です。
そして、タガーがこっちに来ます！ 真面目に歌ってるんですな、これが（笑）
■カーテンコール
タントミールです！ う、美しい……！！ しっかり目の保養をしつつ握手してもらいました！！
舞台に残ったデュト様、拍手を続ける客席に耳を澄ませて「聞こえんぞー？」とやってくださいます。素敵な方です。ミストにツッこまれて引っ込むのですが。
そして、ここにいるとはけていくマンカスが手を振ってくれますｖｖ わーい！ ああっ、穏やかな笑顔が素敵！！（すみません本当に……）
……そして。カーテンコールが終わり、全ての猫が引っ込み、それでも手拍子が続く中劇場内が再び暗くなり。スポットライトに照らされてその猫が現れたその瞬間！
「キャ───ッ！！！」
……猫にはまって幾星霜、もう数え切れないほど……というか数えるのが怖いほど劇場に足を運んじゃいるが、あんな嬌声は初めて聴いた。
ラム・タム・タガー氏、お初の女子高生のお嬢さん方のハートをがっちりキャッチしていたようです。素晴らしい。
終了後、ロビーにて猫紹介のイラスト展示を見ていたお嬢さん方の会話。
「あ、この人だよラム・タム・タガーだって」
「良い名前だねー」
……マジでモテモテだぞ、タガー。
ああ、楽しかった！ ジェリクル・ギャラリーを堪能した観劇でした。あー、また観たい！！（……もう放っておいてやって下さい……）
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