キャッツ ２００３年１１月１１日（火）昼公演１３：３０〜
広島郵便貯金ホール 一階Ｓ席
グリザベラ
ジェリーロラム
＝グリドルボーン
ジェニエニドッツ
ランペルティーザ
ディミータ
ボンバルリーナ
シラバブ
タントミール
ジェミマ
ヴィクトリア
カッサンドラ：範衛華
：井上智恵
：服部良子
：真鍋奈津実
：増本藍
：林下友美
：中出裕子
：工藤のぶ子
：王クン
：坂田加奈子
：大口朋子オールドデュトロノミー
バストファージョーンズ
／アスパラガス＝グロールタイガー
マンカストラップ
ラム・タム・タガー
ミストフェリーズ
マンゴジェリー
スキンブルシャンクス
コリコパット
ランパスキャット
カーバケッティ
ギルバート
マキャヴィティー
タンブルブルータス：小林克人
：キムスンラ
：趙宇
：芝清道
：蔡暁強
：李涛
：岩城雄太
：谷本充弘
：百々義則
：三宅克典
：上田亮
：赤瀬 賢二
：井水類
劇団四季キャッツ二十周年おめでとう〜！！！
と、いきなり絶叫したところで。
いやまあほんと、まことにめでたいことでございます。すごいすごい。実に素晴らしい。この輝かしい記念すべき舞台を見ることが出来て、わたくしは幸せでございます。チケット取ってくださった（て言うかいい席だよこれ！！）Ｒ様、拝ませていただきます。あなた様は女神です。ありがとうございます。あと、やはり舞踏の女神テレプシコーレに感謝……
……とまあそういうわけで、特別な舞台だっただけでなく、何しろ久しぶり（９月１０月と観劇がなかったんだよー）で禁断症状がかなり来ていた（あと睡眠不足でナチュラルハイだったせいもある）ため、もはや開演前からかなりハイテンションだったたまもでした。しかも今回で、多分当分の間は見納めだし。
おかげで、脳内が「二時間ずっとクライマックス」（古いコピーだな）。細部をさっぱり憶えていないくせに興奮だけはしているという困った状態になっています。多分相当読みづらい代物になるかと思いますが、どうぞご寛恕くださいませね。
■プレ観劇
日帰り（ハードでした……）なので旅行記まで書くことはないかと思い、ここでまとめます。と言うか、大したことじゃないし。
今回、交通手段は往復バスでございます。従いまして、起床時間、朝５時過ぎ。外真っ暗。秋ですね。しかも雨降ってて結構寒く……て言うか、眠かった。ひたすら眠かった。
そして。バスに乗った頃、ようやく周囲が明るくなってきていたのですが、それはともかく今回このバスは大変混んでいたようでした。しかも……客層にどうも見覚えがある。一言で言って、若い女性が異常に多いのですよ、ええ……
……おそらく、あのバスの客のうち、「キャッツ」目的のディープvなリピーターが占める割合は限りなく１００パーセント近かったのではないかと……。ええ、思わず立ち上がって「今日これから『キャッツ』見る人手を挙げてー！！」とか叫ぼうかと思いましたよ。やらんかったけど（まだ理性があったらしい）。
でも、すぐ後ろの席に座っておられた方が、「今日『キャッツ』の人多いんやろうなあ」などと話しておられましたし。間違いありませんって。………その後のことは記憶がありません。ただただ、首が痛い。中身入ってないくせに頭部って重いんだなとしみじみと思った次第でございます。
そして……広島バスセンター（広島郵貯会館最寄りの高速バス停留所）でバスを降りてふと振り返ったら、バス内から乗客がほぼ消えていたことだけを記しておこうかと思います。ふふ……みんな仲間よ……
※補足
ネギ焼き美味しかったです。
■ロビー
入ったところに「２０th Anniversary」の垂れ幕が。ああ、めでたい……テレビの取材も来てましたね。
そして、記念品もらえました。「進化するキャッツ」という中国新聞の記事（っていうのかしら）、同じく中国新聞に掲載された紹介記事をまとめた冊子（これは真剣に嬉しいぞ）、そして、例の某美形マンカスが真ん中で歯剥いてる写真を舞台の遠景に重ねた写真。下半分に「CATS」のロゴと20th ANNIVERSARY in HIROSIMAの文字。写真立てみたいになってて飾れます。まあ嬉しい。しかし、しかしこの写真………
…………出てないクセにぃっ！！ いつまで使い回す気だよこの写真！！ まあ、いいけど……
■オーヴァーチュア
………すみません、演奏が始まった瞬間理性飛びました。完全に。ええ、へヴィサイド・レイヤーの彼方へすっ飛んでいきました。この先まともな文章は期待しないでください（これまでまともな文章を書いていたつもりなのか……？）。
側に来たのは、多分ガスだと思います。胸のところのビラビラが多分。この辺りの席はそうだったと思うし。
ええ、普段ならここで終わるんですこの項。ところが今回はそうはいきませんでした。ガスだと気付いたそのままに、「あああああガス！！ キムガス！！ きゃ〜素敵！！ こっち来て！！（＜通路から三番目の席でそれは無理です）」と脳が暴走。……ほんと、アホですみません。
■ジェリクル・ソング
マンカスの第一声が、記憶にあるよりさらに力強く迫力を増していたように思います。何て言うかね、単に強いんじゃなくて凛とした威厳のようなものが備わって……かっこいい……趙さんかっこいいわ……！！（再び理性崩壊）
そしてシラバブ。歌、かなり上手です。すごく可愛いです。めちゃくちゃオッケーです。しかし、しかし……
これは中出さんの責任ではないのですが、どうもちょっと、胸がでかすぎ。なんぼ何でも、胸が目立ちすぎ。そのナイスバストでシラバブはねぇべよ、とどーしても思ってしまうのです……。まあ、削れというわけにはいかんしなあ……（むしろちょっと分けて＜かなり切実）
そして……タガー。福井＜兄貴＞タガーを見に行く気満々だったのにいきなりよりによってあの御方に変更されてびっくらこいた（死語）ものでしたが。あの御方タガー。いきなりの変更だったせいかそれほどはじけてはおられなかったようですが、それでも十分フェロモン飛ばしまくってくださっておられましたね。しかし、芝タガーというのは既に「ラム・タム・タガー」というキャラクターとは別の「芝タガー」という存在を確立しておられるように思えるのですが、どうでしょう？ ほんと、すごい方ですね。
何はともかく登場したタガーを見た瞬間「おおライオン頭ｖ」とか思った辺り、本気でわたくしバカだったようです。過去形で言えるかどうかかなり怪しいところが哀しいですが。それにしてもいいお声。
とりあえず、久しぶりに軽やかにタイヤに飛び乗るデュト様を目撃してとても嬉しかったです……相変わらず、若々しい。
■猫の名前の付け方
上から……真上からどえらいセクシィヴォイスが聞こえてくるわけですわ、ええ。見上げると言うまでもないあの御方が、何と言うか……乙女の口からは決して言えない類の形容詞を冠するにふさわしいポーズを付けまくりつつフェロモン振りまいて歩いておられるわけですわ、ええ。もーほんとにどうしようかと思いました。何なんでしょうかね、あの歩いてるだけで目の毒な雰囲気は……（芝さんごめんなさい私はファンです信じてお願い）
それだけならばまだしも、あちこちから入れ替わり立ち替わり猫が現れてくださいまして、「おおおギル結構かっこいい！！きゃーガス相変わらずいい声って言うか素で美形だぜ！！ まああディミータお姉さまこっち向いてー！」……といった具合に脳内が飽和状態に。もうどっち向いたらいいのやら。
もちろん正面の舞台上ではマンカスがこれまた美声を響かせておられますし。それにしても趙さん本当に日本語上手くなったなあ。名古屋でのギル役で怪しい日本語を駆使していた人と同一人物とは思えない……（しつこい）
■ジェリクル舞踏会への招待
マンカス……素敵！！（これしかないらしい）
何と申しましょうか。猫達に語りかける口調は実に優しく且つ威厳に溢れていて、仲間への愛情が自然に感じられ、以前のように「立っている場所が違う」的雰囲気よりは親しみが増したように思えたのですが、それでもやっぱり何かが他の猫とは違うのですね。言うなれば、同じ場所に立ちながらも視線が真っ直ぐに天上の世界を見つめている、という感じ。素敵……素敵ですわ！！
趙マンカスもほんといろいろと変わりますね。最終的にどこまで進化するのか見届けたいところなのですが、仙台はさすがに……さすがに！！ くっ。すまない猫、貧乏な私を許してくれ……！！
■おばさん猫
ちょっと哀しかったこと。おばさんの出てくるオーヴンの中が、全く見えない……（泣）席位置のせいなんですがね。今更ながらに哀しい。
まあ、それはともかくマンカス、笑顔素敵ｖｖ（お前な……）
王クンジェミマは、見た限りものすごく普通の明るい女の子、といった感じですね。素直で元気な。ちなみに顔ものすごく可愛いです。マンカスの歌に「違うよー」と首を振る様子も大層愛らしかったです。
しかしやはり趙マンカスはスロープを滑り落ちませんねえ。しばらく舞台を見守っていますねえ。素敵ですねえリーダー。（結論はこれしかないらしい）しかも降りてきた後すぐ横の通路で寝そべっておられました。後ろの方には行かないんだ。寝そべって舞台上を観察……というか監視していたような。素敵だリーダー。
ところで、おばさんはタップの指導で「バツー！！」と叫んでおられましたよね？ 初めて聞きました。
■ラム・タム・タガー
ああ芝タガー。
ええ、芝タガーは芝タガーでした。久しぶりに急なキャス変（ですよね……）だったせいかまだ本調子ではなかったようで、作曲の類はほとんどなかったのですが（ご存じない方のため註、この方は調子に乗ると作詞：Ｔ．Ｓ．エリオット、作曲：芝清道っつーくらい作りまくられます。またそれがかっこいいったら）とにかくすれ違っただけで雌猫を妊娠させそうな雰囲気（やばい表現ですみません）はばっちり健在でした。
何しろ、登場したとたん腰を突き出してくださいましたからね。で、「フン、フン」と鼻を鳴らしたその声がまた、何とも言えず……というか乙女の口からはとても言えない形容（便利な表現だぜ……）が盛りだくさんな響きでして。ああ、本当にこの方は……
攫った女性は振り回し、でこチューは悲鳴が上がる勢いでございました。激しい御方。
そしてラストの「ご無〜用」は、盛り上がりすぎて途中で拍手がでました。すげぇ。いったん止めた後ランペに向かって「ヴ〜」って感じに鼻鳴ら轤ｵたりして、もう隅から隅まできっちり受けを取ってくださいました。素晴らしすぎ。
■グリザベラの登場
趙マンカスはやっぱり後ろ向いちゃいますね。深読みウェルカムなあの行動、大喜びしているファンは大勢いると見ましたが、私は間違っているでしょうか。仲間求む。
範グリザはやっぱり美人です。そしてコリコ、キツいです。谷本コリコってよっぽどグリザベラ嫌いなんだな……
王クンジェミマは素直に軽蔑している感じ。きついけど子どもっぽいです。「あの女は悪い奴なんだから」と周りの大人が言ってるのを聞いて、素直にそう思いこんでるような。子どもは残酷だ。対して井上ジェリロのきつさはグリザベラの過去なんかをかなりいろいろと知っている感じに聞こえます。違うものです。
■バストファージョーンズ
キムジョーンズさんは歩き方がとても可愛いです。そしてスプーンを振り回します。しかも今回スプーン遣いが芸が細かくなり、演説終わって前に出てくるとき、スプーンを使ってスキンブルをよけたりしておりました。これは初めて見た。
デフレ克服は未だ達成できない今日の大課題のようですね。いいからもうはっきりと「景気回復」とかにしちゃえよ。しかし……不景気な大課題だなあ。世の中良くなっとりませんなあ。
で、ランパス。ジョーンズさんの大演説にぱちぱち拍手して、周囲が白けているのに気付いて「あれ……？ みんな拍手しないの？ あれ？」という感じにきょろきょろしていたのがものすごく可愛らしかったです。ああ、好きだ百々さん……！！
ああそうだ、スプーンを支えるスキンブルの顔が、めちゃくちゃ重そうでとっても可愛かったことも書いておかねば……岩城スキンブルはほんと、細かいですね。
ごちそうシーンでは、ミストとギルが背中合わせになってつまみ食いをしていました。おお、上田ギルもやるのか、これ。しかもギルはその後皿を思いっきりなめました。くっ、可愛い……
話変わって周辺に目をやりますと、ジェリーロラムがシラバブをしっぽであやしていました。ああああああ可愛い。シラバブ……やはり胸が立派でも子どもですね！！（何を見とるか！！）カーバがそんなふたりにごちそうを持っていってあげていました。ものすごく嬉しそうだったシラバブがまた可愛い。
ところでジェニーさんはやはりジョーンズさんの体重をのぞき込んでいますが、ほんとのところ何キロあるのでしょうか。「ないしょにね」といわれたときの表情から行くと、言いふらす気満々に思えますが。
■マンゴジェリーとランペルティーザ
ふーむ、やはり真鍋ランペは子どもじゃないですな。笑い声なんかが違う。これまで見た他のランペはみんな、「きゃははははっ！」というまさにいたずらな子どもでしたが、彼女は「ふふふふふ」という感じでそこはかとなく大人っぽい……というか、結構とんでもないことを企んでいるような（そして彼女は、いよいよバレてやばくなったらけろっとしてマンゴに全ての罪を押し付けて逃げたりしそうな気が）。
李マンゴは１５くらい、真鍋ランペはもうちょっと上、かな？ ま、お二方とも上手いから文句なしですわ〜。
■オールド・デュトロノミー
おおおおお小林デュト様はええお声や〜。この声もしばらくは聞き納めですのね。ううっ、お名残惜しゅうございます〜！！
そして、いいデュエットでございました……。ああ、芝タガーもまともに歌うことがあるのね（コラ）。そして趙マンカスは、ちゃんと最後まで歌うのね……
■ジェリクル舞踏会
かっこいい。マンカスかっこいい。あのゆっくりしたしゃべり方が素敵ー！！ 「招待」のときもそうなんだけど、福井マンカスはまさしく「儀式の台詞」という言い方で、それはそれで大変かっこよかったように記憶しております。が、趙マンカスはもっとこう、語りかける口調で……猫達にというより自分に語りかけているような印象が。くっ。ナイス。
そしてマキャ。どうしても、最初のクラッシュ恩が聞こえた途端素早く消えるタガーが、逃げているようにしか見えないのですが（分かっている……君が偽マキャにならなければならない立場だということは分かっている！ でもそう見えてしまうんだー！！＜バカ）。芝タガーだと強そうだから余計に非難したくなる……（ほんとごめんタガー）
でも、赤い光はかっこいいです。この変化は好きです、ほんと。
………そして。「全く何にもしないのさ」。あの……この方は本当に一体何者……？ 異様にセクシーな声はもう良いです。ですが、その後、舌を出して伸びてみたり、色っぽーく寝そべってみたり、あげくその姿勢のままで何やら踊る猫達を指揮する仕草まで。面白すぎる、この人。
■グリザベラ〜メモリー
ああ、範さんは綺麗な声ですねー。いや、実をいうとちょっと弱々しかったのですがね。あんまり本調子じゃなかったのかも。でも綺麗な声。
■幸福の姿
ああ……デュト様がいい声………。そして、シラバブも上手い！ いや、やはり上手くあるべき人が上手いというのは嬉しいことです。（いや本来は当たり前なんだけどさ）
そして、踊る猫達を見守るマンカスの後ろ姿が、それはそれは素敵だったということだけ記しておきます。
■劇場猫ガス〜グロウルタイガーの最期
歌はまあ文句の付けようもないのですが。
何というか、ちょうど目の前にいるランパスがですね、ひたすら毛繕いを続け、そのまま寝るという極悪な行動をとっておりまして。しかも、舞台中央で展開する歌と師弟愛（なのかな？）に、全く頓着しない動き。
こいつ、ガスの歌何一つ聞いてねぇ………（笑）ああ、好きだ百々さん。
そしてもうひとつ気になったのですが、タント。何もあそこまで、豪快に仰向けになってひっくり返ることはないと思うのですが、如何なものでしょうか。いや、タントミールのあの衣装であの寝方は、本気でちょっとやばいものが感じられるのですが……グロウルタイガー。手下ーず観察。
まずひとつ、芝タガー手下は働いておりません。甲板の上うろうろしてるだけやこいつ！ そーいえば以前もそうだった……？ おのれ絶対外さんな？！
芝タガーさんは怠け者なのでしょうか。寝そべるのが好きなようです。タイガーにどつき倒された後も、「世を憚らぬ不作法者」の部分、倒されて寝たまま歌っておられました。良いのかしら。
マンゴ君は顔を殴られたようです。顔を押さえてものすごく痛そうにしていましたが、誰も助けませんでした。ひどい奴らだ……（笑）
ところでこれが今回だけのことなのか普段からやってる確信犯なのかは分かりませんが、グロウルタイガーさんはマンカスにナイフを渡すとき、刃の方を向けて突きつけました。おいおいおいっ！！
グリドルのピンクのお部屋はとっても可愛いです。あれ、一歩間違ったらとてつもなくいかがわしいことになりそｻうなのですが（汗）グリドルが可愛くなければ相当に……いやその。
そして大喜びするマンゴとミスト。後ろからマンゴに抱きつくミストが何とも……ただ、あれは飛び出していこうとするマンゴを止めているようにも見えなくはなかったですが。後で迎えに行きたがるマンゴ引きずっていってたし。
マンゴとスキンブルもふたりで喜んでました。
ミストはその後、グリドルにキスしようとするタイガーの肘を引っ張って邪魔し、すごまれていました。 ああいう邪魔の仕方は初めて見ましたが。
そしてギル。お初の上田ギルですが……えーと、一言で言ってしまいますと……弱そうでした。殺陣はあまりにも迫力がなさ過ぎます。動きは遅いしタイガーとタイミングは合わないし、見るからに「大抜擢の結果雲の上的超大ベテランと競演することになっちゃって緊張しまくりの新人俳優」。
歌と演技は結構上手くて、グリドルがしっぽを踏まれてショックを受ける様子などなかなか良かったのですがギルでこれは……が、がんばってください、としか……
■スキンブルシャンクス
すきーんぶ〜るしゃ〜んくすてつーどーきゃーっとｖ も見納めなのですね………くっ……
愛しているよスキンブル。君は永遠さ。
ミョウレイノオトメ（笑）として、どうせ愛を告白するならもう少し色気のある相手にしたらどうなのだと自分でも思わないでもないのですが、まあいいや。愛するスキンブルです。あー、岩城スキンブル大あくび可愛い。客席のノリもようございましたよ。手拍子出まくり。
ヤクザマンカス。趙マンカスは手招きして「オラかかってこいや」みたいな仕草をするんですよね。で、かかっていこうとした奴がひとり。コリコが向かっていこうとするのをカーバが止めておりました。うん、あれは間違いなくそういうシーンだった。
ベッドシーン（この表現やめなさいて言うかタガーがヤツだからシャレにならない……）。タガー君は髪をなでつけると、ひとり何やらロックシンガーかなんぞのようにノッて歌っておりました。バブちゃんは連れ戻すまではまあ普通だったのですが、その後彼のしっぽを引っ張って位置を微調整。やはり、強い。
その後もタガー氏は、寝そべって歌いながら客席に向かってフェロモンを放射しまくるなどの決して外さない行動をしっかりと取ってくださいました。ああ、ヴィーヴァ芝氏。
この席の唯一の欠点は、列車の上で歌うスキンブルが全く見えないことです。
■マキャヴィティ
お姉さま方素敵。そして、ほぼ頭の真上を飛んでいくマキャも何とも素敵。もちろん、横の通路を素晴らしいスピードで駆けていくマキャ＆じさま＆マンカスもとっても素敵です。
赤瀬マキャ、今回は笑いマキャでした。なかなか迫力があったような。
で、マンカスなのですが、どーしてもマキャが暴れるのを見ながらしばらく待っているように見えて仕方がありません。ディミータの連携が素敵だとかもあるのですが、どーしてもそちらが気になった仕方がないのです。私はどうすればいいのでしょう。お導きくださいオールド・デュトロノミー。
■ミスター・ミストフェリーズ
倒れて傷をなめていたマンカスが、「オールド・デュトロノミー」という呟きが聞こえた途端すっと顔を上げたのがもう悶絶ものでかっこよかったです。ふぅううう………（額に手を当てて倒れる感じで）
でですね、さらにですね。それから彼はしばらく自分の傷をじっと見つめていたのです。「私が至らないばかりにこんなことに……くっ！！」って思ってそうなんですわー！！ いやーもうくらくらきました。かっこよすぎ！
……が、そんな彼は、タガーの「ミストフェリーズに頼もう」という台詞が聞こえるといきなりくたっと倒れたのでした。
いや、分かってるんですよ、ライトで照らすからその邪魔にならないように頭を下げたんだってのは分かってるんですよ！！ でも、タイミング的にどう見ても「あいつかよ……」と思って脱力したように思えたんですよー。マンカスとミストの関係は如何に？！ ……すみません。バカで。
ミストのダンスは言うまでもなく、蔡さんもほんとすごいですねー。
タガーがあんまり作曲してくれなかったのが個人的にとても残念（コラ）なのですが、マジックの前、ミストと拳をぶつけ合っていたのがものすごく可愛かったですｖ 最後の「ご紹介します、ミスター・ミストフェリーズ！」というところだけ微妙に普通と違いましたね。
マンカスのガッツポーズはもう見るたびにときめいて（死語）おります、はいｖ
■メモリー〜天上への旅
……やはり範さん、ちょっと声が細くて頼りなかったような……。うーん、大丈夫なのでしょうか。
バブちゃんは◎。やはり胸はでかすぎると思いますが（しつこい）、歌はいいです！ 歌えるシラバブはやはり嬉しいですわ。
ラストは下げる方。変わったんですかね、これ。
そしてこのシーンは、マンカスが良いんですわええ。グリザベラが歌っている間に、彼女に対する気持ちがどんどん変わっていくのが見ていて分かるのですわ。触れに行こうとして一瞬躊躇って、シラバブが行くと本当に嬉しそうなの。ああ……君たちの間には何が（それはもうええっちゅーに）■猫の宣言
ごちゃごちゃ書いても仕方ないのでただひたすらこれだけ叫ばせていただきます。
デュト様いい声〜！！！！！
以上。
■カーテンコール
らいんだんすでたがーがでぃみーたにだきついてこしをふっていました。なにをしたかったのかたまもにはわかりません。だれかおしえてください。
………あの男は……どうしようかと思ったぞ……
握手はななんとシラバブでした！！ か、可愛い。両手できゅっと握ってくれたのｖ めちゃくちゃ可愛い！！ ……ごめんね、胸よこせとか言って。
そして、普通のカーテンコールがつつがなく終了した後。
天上から響く鐘の音。全員が舞台に集まってきて、「ジェリクル集いて喜びたたえよ」とアカペラの歌声。おお、いいですなあ……
で、そこからなのですが。猫目ライトを持った猫達が踊り出します。それは良いのですが、何故かゴムひもを引っ張って走り回り始めました。しばらく何をやってんのか理解できませんでした。後に「あれはレーザー光線の代わりではないか」という意見を聞き、納得した次第です……なるほど。しかし、切れて端っこで垂れ下がってるのが一本あったのですがね。（笑）
さらに、全員で黒い布を持って回ります。布をゴムひもで引っ張って広げると、そこには「20th Anniversary」の文字が。ちなみに、引っ張っているゴムひもが一本切れてしまったのが九仞の功を一箕に欠くというべきかグッジョブナイスオチというべきか。
………で、その後は延々と続く呼び戻し。スタンディングがいきなり出まして、もちろん私も立ったのですが、一体何度呼び戻したことか……五回目辺りから数えるのやめたのですが、６、７回いってたように思います。お疲れのところありがとうございました。
ちなみに、並んで出てくるたびに顔の前にぶら下がる切れたゴムひもにじゃれるタンブルは、とても可愛かったです。もはやみなさん「何が何でもタガー〆を！！」との共通の熱き思いに駆られてひたすら手を叩いていたように思います。
そして、見られましたよ芝タガー〆！！ 後ろ向いたままで手拍子をあおり、さらに腕を思い切り振り回し、一旦ジャンプしてドン！で止める。その後足を鳴らしてドンドンドン！！ きっちり合わせて手を叩いた観客も偉いと思います。
終了後しばらく手の感覚がなかったのですが。
劇場二階ロビーで記念パーティだかが始まって、追い出されるまでロビーでうろついていたのは私たちです。ちなみに某友人は取材されていました。何を聞かれたんだＳ嬢……！！
ちなみに猫型キーホルダーとミニタオル（２０周年記念商品）、しっかり購入してきました。
その後バスを待って某カフェでしゃべりつつお茶を飲み、バスセンターでおみやげ（広島土産と言えばもみじ饅頭しか思い浮かばない私を許してください……てゆーかやっぱりこしあんが一番美味しいよね）を購入して乗車。
バスの中ではほぼ寝ておりました。首が痛いです。
しみじみと堪能した広島キャッツ……そして四季キャッツ２０周年。
おめでとう。そしてありがとう、です！！
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