キャッツ ２００３年８月２０日（水）昼公演１３：３０〜
広島郵便貯金ホール 一階Ｓ席
グリザベラ
ジェリーロラム
＝グリドルボーン
ジェニエニドッツ
ランペルティーザ
ディミータ
ボンバルリーナ
シラバブ
タントミール
ジェミマ
ヴィクトリア
カッサンドラ：金志賢
：井上智恵
：服部良子
：真鍋奈津実
：増本藍
：林下友美
：池田祐美子
：高倉恵美
：大田未稀
：坂田加奈子
：井藤湊香オールドデュトロノミー
バストファージョーンズ
／アスパラガス＝グロールタイガー
マンカストラップ
ラム・タム・タガー
ミストフェリーズ
マンゴジェリー
スキンブルシャンクス
コリコパット
ランパスキャット
カーバケッティ
ギルバート
マキャヴィティー
タンブルブルータス：小林克人
：キムスンラ
：趙宇
：福井晶一
：蔡暁強
：百々義則
：飯野おさみ
：萩原隆匡
：幸田亮一
：三宅克典
：千葉ヒカル
：赤瀬賢二
：井水類
広島猫、二回目。浮かれつつ劇場に向かいました。暑かったですが……（電車使えよ）。
ロビーに「美女と野獣」の新ポスターが貼られていましたね。ベルが坂本さん。おお。しかし、こうしてみると本ッ当に衣装ハデだなー……
ところで、いくら企画協賛しているからって、ロビーに積み上げられたビール缶の塔はあれ、いいのでしょうか。お子様もいるのに。
まあ、何にしてもあの空間は実に良いものです。私、もし死んだら劇場の地縛霊になろうと思います。いや、好きな演目を追っかけ回す追っかけ霊（注：今創った造語）か。あ、幽霊なら劇場入るのタダだわ。外国行くのにパスポートも要らないわ。結構良いかも。
とまあ死んだ後のことは良いとして。とにかく、楽しんで参りました。今回の席、面白い場所でしたし。
キャストは前回と同じなので、おとなしめに行こうと思います。
■オーヴァーチュア
この席、非常口がすぐ横にあるのですね。で、「絶対あそこから誰か出てくるな」と思っていたら、出てきましたヴィクトリアが。白いから暗い中でも一目で分かりますね。のぞき込んでくれたし。
そして、前の方の通路をお客さんに触りながら歩いてきたのは多分、スキンブルなのでしょう。見えませんでしたが。……もうちょっと後ろまで来てくれれば……■ジェリクル・ソング
ああ、タガーやっぱり声が二枚目。うーん、かっこいいですねえ。それとグリザベラの声。ああ、良いですわ〜。
ところで、空中ブランコをするギルの下で、コリコパットが側転をしていましたが、こんなこと以前からしてましたっけ？ 振り付け変わったのかな？
そして………「ジェリクル集いて……」のユニゾン、やっぱり某タガーさんの声がきっちり聞こえますね。さすがですね。懐かしいわ……
■猫の名前の付け方
上から聞こえるタガーの声が何でこんなにでかいんだか。よく通りますよねこの人の声。本気で上からがんがん聞こえてきたんですが……まあ良いけど。
棒を登っていくギルがかっこいいです。そしてコリコが横を這っていきました。腰、細いですね……（何を見てた）
■ジェリクル舞踏会への招待
坂田ヴィク……細い……（だから何を見てる）
マンカス素敵ーｖｖ いやあ、ゆっくりとした諭すような口調がものすごくかっこいいですわ。やっぱり司祭様のイメージだなあ。良いなあこういうマンカスも。……えーと、趙マンカスにはとりあえず惚れておりますので所詮はファンモードだと思って割り引いて考えてくださいませね。この女馬鹿ですから。
■おばさん猫
………オーヴンが見えん。おのれ。いや、席取ったときから覚悟はしてたけど……ちっ。
でも、マンカスの優しい歌い方、素敵ｖ いいですねほんとに。趙マンカス、やっぱり静岡の頃より他の猫たちとの距離が縮まっているようにい思います。
ゴキブリがまたも横を駆けていきます。二回連続で端っこの席に座るからですが、いやあ楽しい。端っこの席は本当に面白いです。
さて、スキンブルゴキはやはりサボっていたようです。そして、タンブルゴキはジェリロに頭を叩かれまくっていたようでした。もしかしたらなでていたのかもしれないのですが、どうもそんな優しい動きに見えなかったのです。タンブルも何だかイヤそうだったし。何があったんだ、君たち。
■ラム・タム・タガー
あああああっ！！ 多分そうじゃないかと思ってたけど、タガーの出が見えーん！！ これは、おばさんのオーヴンが見えないより悔しい。……タガーが彼でなければそうは思わなかったであろう。
幸いオーヴンの上に立っている猫はぎりぎり見えた（ちょっと隠れるけど）ので、腰振ってるタガーは何とか拝めました。ああ。（何）
しかし……しかしどんなに変なポーズを決めても、声が二枚目。バリバリの二枚目。かっこいい。笑えるほどにかっこいい。笑えるほどかっこいいって、何だかすごい表現な気がするけど本当にかっこいいぞ、このタガーは（笑）。
ダンスの間、マンゴがテーブルの上で寝ているところ目撃。あら……百々マンゴ、意外と付き合い悪いのですね。
気になった点。タガー君が攫った女性を席に送っていった後、戻ってくるのが下手側スロープなのは静岡と変わらないのですが、その後の「勝手な暮らし楽しいぜ」という台詞を彼はひとりで歌っています。大阪ではジェリロと、静岡ではタントとくっついて歌っていたのに……何故に。
■バストファージョーンズ
右側の通路をどしどしと通っていくバストファさんが可愛かったです。こっち側に来るんですねえ。下手端っこにはみ出したような場所の席なので、本当に面白いですよ。
そして、キムジョーンズさんは本当に笑顔がプリティ。お茶目な動きもキュート。お花を出して思わせぶりに振って見せ、「くれるの？」と寄ってきたミストに首振ってから投げるなど、芸の細かさが本当に楽しいです。好きだ。
演説時、スプーンを振り回すのもわざとなのでしょうねえ……よけるのに必死になる少年たちの中で、ひとりじゃれつきに行こうとしていたスキンブルはさすがです。カーバとふたりしてジョーンズさんしっぽ狙いまくってたし……自分のしっぽであそこまで遊ばれて、それでも全く気にしないジョーンズさんは、確かに大人物かもしれません。
最後のジェニーさんとのやりとりは、やっぱり「体重秘密にしてね」と思われます。しかしジェニーさんは断っているようです。言いふらされるんでしょうか……あ、あの結果が「２５ポンドもあるのよ」（英語版ではきっぱり公表されている）になるのでしょうか。ジョーンズさん、ダイエットしてください。
■マンゴジェリーとランペルティーザ
ジョーンズさんの逃げ方がやたらと可愛らしかったです。キムさんは本当に細かいところが楽しい方ですねー。
で、マンゴランペ。やっぱり真鍋ランペは色っぽいです。ふーん、こういうランペルティーザもありですか。これまで見て記憶にあるのは全て、いたずら好きの小娘、全くの子ども、というイメージでしたが。まあ、可愛いから何でも良いか！！
やっぱり彼女はマンゴより年上かもしれません。尻相撲に負けてこけたマンゴが床に向かって「シーッ」とやりますが、その彼が立ち上がるときに音を立てると彼女は彼に向かって「シーッ」とやりました。強いわ……
■オールド・デュトロノミー
タガー君。全く見えず。
……面白い席も善し悪しですな。ここはまあ、何を優先するかで決めるということにするしかないのですが……しかし、本気で見えんぞー。ちっ。
そして、声しか聞こえないタガーとマンカスとのデュエットは、やはり見事に「Ｗマンカス」でありました。あはは。しかし、マンカス、最後までちゃんと歌っていたな。
デュト様はもう言うまでもありませんが素晴らしいお声です！！ あー、ほんと、来て良かったわ……と、しみじみ思う瞬間でありました。
■ジェリクル舞踏会
あれ？ 今気付いたけど、福井タガーはこのシーンでもしっぽが長いですね。ジェリクル舞踏会でしっぽが短くなるタガーと、長いままのタガーってやっぱりあるんですね。確か……荒川タガーも長かった……っけ？（憶えてないらしい）
そして、このときの片手側転を見て初めて井水タンブルを認識した私を許してください。ジェリクル・ソングの際、タガーの超二枚目声に当てられて他の歌をちゃんと聴いていなかったようです（最低）。いやあ、歌上手くなっていらっしゃるではありませんか……（ごまかし）
■グリザベラ〜メモリー
うううううむすごい。いや、歌は本当にすごいとしか……
全く踊らずに立ちつくすのも良いですねー。はい、歌抜きでも金グリザかなり好みです。
■休憩
開幕してそれほど間がないためか、どうもお客さんにビギナーさんが多い模様。ジャンクヤード観察に回られるお客さんの多いこと……そして、その方々が必ず私の席のすぐ横で立ち止まり、そこにある広島カープバスタオルに大喜びして行かれるのでした。そして、ライオンキングシャンプーハットにも……それ、大阪からあるんですよー。思わず教えたくなりましたわ。（何様＜リピーター様、か……？）
もちろん、私も回りましたよ、ええ。前日見切れなかったところを丁寧に。
穴吹工務店のキャラ入り靴。ヤケに可愛いです。それから、バゲット。ええ、あのパンのバゲットです。パン屋さんのものと思われる袋入りで、どうやら買ったそのままの状態のようですが、誰だ落としたの。それから妙に目に付いた６Ｐチーズ、かじりかけ。食べちゃダメですよ猫さんたち！！ そうそう、もみじ饅頭のプラスティック包装、昨日気付かなかったところにもうひとつ見つけました。それから、「まろやか酵母 花薫り」「限定生産」なる瓶、多分地ビールかと。ご存じの方教えてくださいませ。あと、カルビー「じゃがりこ」サラダ味の箱。企画協賛でしたね、カルビー。あ、私、個人的に好きですじゃがりこ……
もうひとつ非常に気になったのが、ペーパーバッグなのですが、何か文字が書いてあってよく見ると……「ANDERSEN」アンデルセン？！ これは、四季ネタなのか？！ と思ったら、パンフの協賛のところに「アンデルセングループ」の文字が。中の広告によると……レストランか何かのグループですか？ そうか、そうだったのか……
その他、個人的にウケたのが「Tiny Teddy」とﾆいう輸入物ビスケットの箱。何がウケたかというと、これ、東京に行ったときに向こうで就職している友人と買って食べたものなのですわ。本当に個人的ですみません。そして。席の傍をゴミ観察しながら通って行かれたお客さんのこんな言葉が聞こえたのですね。
「これ、端っこの方がよくない？」
「うん、端の方が面白いよね」
慧眼です。そうよ、その通りなのよ、普通の演目とは違うんですよー！！ 今度は是非とも、端っこの席にトライしてさらなる楽しみを知ってくださいねｖ前日すごいお客さんがたかっていて近寄れなかった売店に、今回はトライしてきました。何やら新しいグッズが増えているではありませんか。特に２０周年記念もの！！ 猫型キーホルダーが売り切れていたのが残念だったのですが、他にもなかなか可愛らしい、しかも結構お値段リーズナブルなものが多く……気が付いたらメモ帳だのステッカーだのクリアファイル（２種類）だの、買い込んでいました。うぉうっ、いつの間に？！ 何してるんだ自分……でも、かなりお気に入りｖ
■幸福の姿
マキャー！！ はい、横通って行かれました。目合いました。きゃあ。赤瀬マキャもかっこいいわあ。そうだ、この辺りってマキャ席でしたねえ。ミストの時も来てくれたし。
そして、デュト様良い声。シラバブ上手い！ ああ、やっぱり歌う人は安定していてくれると嬉しいですねえ。池田バブ……好きだ……
そして……やっぱり声が聞こえるぞＦ氏………
■劇場猫ガス〜グロウルタイガーの最期
マキャのしっぽがわざとか偶然かまさに「さあじゃれてください」と言わんばかりに目の前に垂れ下がっていたのにもかかわらず、何故かそちらには手を出さず彼の脚を突っつこうとするカーバ。何故。天の邪鬼なのか。それとも、何としてもマキャに構って欲しいのか？ マキャは無視していたようでしたが。
井上ジェリロはガスへのいたわり方、気の使い方がすごく良いですねｖ 「そう、シェイクスピアの芝居で……」と歌い出す前、ガスに何か話しかけ、ガスがうなずくとぱっと立ち上がったところを見るに、「こんなことがあったのよね」と聞いたのでしょうね。細かいなあ。いいなあ。
グロウルタイガー。
非常〜に真面目に働いているタガーが笑えます。そして重低音の素敵な歌声で「世を憚らぬ不作法者」。ごめんなさい。笑ってごめんなさい。不作法者は私です。
やっぱりごますりに行って殴られるのな。スキンブルに助けられたときの立ち方が妙に可愛いんですが。それにしてもこんなにタガーを見ているなんて、芝タガー以来じゃないかしら私……
しかし。こいつらは誰ひとりとして、タイガーに頭どつかれたマンゴを助けようとはしませんでした。ひどいですね。この辺を細かく観察すると、猫たちの隠れた関係が……分かってどうするという気もしないではない……
アリアは本当にすごいです。いやー、キムさんも井上さんもすごい！ そして、待っている手下ーずが、「キエーラ」「ミ・アモーレ」「ソノークゥイ」の歌に合わせ、歌っている方に顔を向けてきちっとポーズを付けていたのがやたら笑えました。前回気付きませんでしたが、これはみんなで示し合わせたのか、それとも演出変わったのか？ どちらなのでしょう。誰か教えて。
タガーとミストのはける方向が違うのは、やはり変わったのですかね。タガーが向こうから「早く来い」とやっていたのが見えました。やっぱり兄貴だと思います。（結局結論がこれか……）
さて、殺陣はやっぱりものすごーくかっこいいです。さすが千葉ギル。台詞の迫力もどんどん増していますね。後は歌（強制終了）
そして井上グリドルは本当に可愛くて色っぽいｖ しかし、あぐらはやめようね。セクシーだけど中身はお転婆娘（……と言うかじゃじゃ馬？）っぽいグリドルも可愛いですが、ギルはこんな女をどこから連れてきたのだろう……などと妄想が広がる今日この頃。（ちょびっとネタあり）
■スキンブルシャンクス
好きだ飯野スキンブルー！！ いやあもう、手拍子盛り上がりまくっていましたね。今回客席のノリが異様に良かったです。もちろん私も叩きまくったんですが。
ヤクザマンカス。やっぱり彼はスキンブルに構って欲しいように思えます。胸叩く＆腕組みで挑発のポーズなど付けていましたが……全く気付いてくれないスキンブルがちょっとひどい（笑）ギルはやっぱり華麗な回し蹴りを遠くから決めていました。楽しい……
雄猫ベッド。タガー君はやはりギルとランパスの上に寝る（何度見ても誤解を招く表現だな……）のですが、その前に思いっきり大あくびをしていました。そしてディミータのどけ方は本当に冷ややかでした。タガー……自分のナンバーではモテまくってたけど実は……
■マキャヴィティ
あーもうダンス素敵！！ いいですなあ。お姉さま方……（もうこのシーンはこれしかないらしい）
今回赤瀬マキャはかなりの笑いマキャでした。結構怖いです。
そして、マンカスはやっぱり駆け付けません………ああっ、何故？！ 舞台の大きさとか、駆け付けるタイミングとか、あるんだとは思うけどあの待ち方は……横からじっと見守っているようにしか思えないんですが。何があったんですか。あなた方何なんですか。こんなところで私に妄想の種をくれるなんて！！ 趙マンカスおいしすぎ！！（待たんかい）
………やれやれ。
■ミスター・ミストフェリーズ
タガーの声が……もういい。
マンカス、やっぱりダンス見てますねえ。ほんと、静岡から広島へ来るまでにどんな心境の変化があったのでしょうか（いつから変わったのか知らないけど）……全くもって侮りがたし、趙さん。
マジック前、タガーとミストがぎゅっと手を握り合ってるところ目撃。ああっ、可愛い！ て言うかタガーやっぱり兄貴だ！ 結論はこれか自分！！
一番面白かったこと。ミストのデュト様マジック成功に、客席から「おお〜っ！！」という歓声が上がっていたのです。拍手は毎回聞きますが、これは初めてでした。やっぱり初見さんが多いのかなあ。夏休みのマチネで客席の平均年齢も低そうだったから、そのせいもあるのかもしれませんが……新鮮な反応だった。スポット縮めには拍手出なかったんですがね……？
■メモリー〜天上への旅
ああ………やっぱりビリビリ来るわ金グリザ……！！ 「お願い、私に触って、私を抱いて」と言うところ、ほとんど叫んでいます。絞り出すような声で、本当にぞくぞくします。すげぇ……
何かもう最終的に「すごい」しか言いようがないですね。何者なんだろうこの人。ああ、見られて良かった。マンカスの動きも良いんですよね。趙マンカスって、メモリー聴きながらすごく表情が変わるんですよね。歌い終わって触れに行くとき嬉しそうだし。両手広げてみんなに「さあ、行こう」ってやるし。グリザベラに対して、相当含むものがありそうなのですわ〜……ああ、彼らの間には一体何が。
そして、グリザベラが昇天するところで、拍手。これも初めて見た反応です。うーん、新鮮だわ。
■猫の宣言
デュト様ー！！ 素敵ー！！（何なんだこの女）
えーと、とりあえず歌はもう素晴らしすぎるのでうっとり聞き惚れていればよくて良いですね。そして、マンカスと線対称の位置できちんとポーズを付けているタガーを見て、やっぱりこのタガーは群れの兄貴だなと思った次第です。
■カーテンコール
やっぱりマンゴは蝶ネクタイが好きなのね。ポーズ付けながらきっちりやりますね。可愛いです。ああ、百々さんがやると何の役でも可愛らしくなるような気が……（失礼）
握手。タントだよ！！ 美しいなあやっぱり……うっとり……
呼び戻し二回目から、やはりスタンディング。場所が場所（端っこに隔離されたかのような小さなブロックの、一番前のひとつだけの席なのよ）なのでやや抵抗ありましたが、これはもう立つしかない！！と立っちゃいました。あー、気分良い。
タガー締めにはしっかりタガーコールも出てたし。その後もう一度出てきてくれたし。ラストに後ろ向いたまま手を振っていったマンカスが素敵だったわ……
結論。広島行ってよかった。楽しかったですー！！
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