キャッツ　２００２年９月２２日（日）昼公演１３：００〜
大阪ＭＢＳ劇場　一階Ａ席

グリザベラ ジェリーロラム ＝グリドルボーン ジェニエニドッツ ランペルティーザ ディミータ ボンバルリーナ シラバブ タントミール ジェミマ ヴィクトリア カッサンドラ

：早水小夜子 ：井上智恵 ：服部良子 ：松永さち代 ：増本藍 ：上村朋子 ：山内桜子 ：久安正子 ：春原一恵 ：佐藤匡子 ：大口朋子

オールドデュトロノミー バストファージョーンズ /アスパラガス＝グロールタイガー マンカストラップ ラム・タム・タガー ミストフェリーズ マンゴジェリー スキンブルシャンクス コリコパット ランパスキャット カーバケッティ ギルバート マキャヴィティー タンブルブルータス

：佐川守正 ：村俊英 ：福井晶一 ：八巻大 ：蔡暁強 ：趙宇 ：岩城　雄太 ：幸田亮一 ：百々義則 ：三宅克典 ：萩原隆匡 ：赤瀬賢二 ：大谷健

　今回は、大阪が東京を抜いてキャッツ公演回数ナンバーワンシティになる記念の公演だったのですね。
　……そうか。だから取ったのか、日曜日のマチネなんか……（既に忘れていたらしい）
　かくもアホなファンでありますが、ええ、劇場入って思い出しましたよ、看板掛かってましたから。え？　それは思い出したとは言わない？　まあそうですかね。

　とりあえず二週間ぶりの猫とは久しぶりでございます。しかも久しぶりのタンブル握手席、この視点がなんだか新鮮……て言うか、本日ネット仲間の皆様と御一緒したのですが、みんなバラバラに席取ってるのに内我々含めて５人がすぐ近くに座ってたって、一体（笑）。


■オーヴァーチュア
　おお。音楽が響きますわ座席に。良いです良いです。久しぶりだこの感触が。
　そ・し・て、このあたりにはマンカスが来るのでございますｖ　覗き込みポイントからはずれていましたが、あの方はしっかり分かりますね、あの美貌が。ふっふっふ……。
　伸び上がりタントが異様に細いなと思ったら、今回は久安さんでしたか。なるほど。

■ジェリクル・ソング
　あ、福井マンカス久しぶり。このがつんとぶつかってくる声が良いですねー。
　そしてお祭キャスト（？）早水グリザ。はぁ〜、この方の声はもう聞き惚れるしかないです。素晴らしすぎ。春原ジェミマももしかしてそうなのでしょうか？　上手いから一発で分かるわ。
　あ、それから幸田コリコも上手くなってましたね！　よきかなよきかな。

■猫の名前の付け方
　ああああああ可愛いわランペー！！　ああもうおうち持って帰りたいわ、松永ランペってしみじみと凄い。
　そして視線を転じると反対側にはランパスがｖ　可愛いだよこの人も！！　嬉しい。百々ランパスがすぐ近くにいるわｖｖ
　マンカスの声。やっぱり福井マンカスはひたすら真面目に語っていますね。芝マンカスの色々変える語り方とは全然違います。ふ〜む。でも実は私個人的に福井さんのどこまでも正統派なところが好きですね。

■おばさん猫
　やはり春原ジェミマはスキンブルの掃除道具を奪うのですね。ぶっ叩いてはいなかったようですが。
　何でもいいですがランパスが真面目に踊っていると未だに違和感を感じてしまいます……ここまで染み付いているのはやはりずーっと辻さんのやる気なしランパスに慣れていたせいですね。意外に影響力強かったようです（失礼）。
　ところで今回おばさんやたらハイテンションでしたね。声色々出してたし。お祭りだからでしょうか？

■ラム・タム・タガー
　コリコとシラバブがなにやら喋っていた模様。可愛いなあ。
　幸田コリコ、随分スキンブルと仲良ししてましたね。スキンブルがコリコの頭を上から小突き、ふたりで仲良くじゃれあっておりました。くぅっ、可愛いぜ。そしてスキンブルは徐コリコによくやっていたようにコリコの腕の下をくぐりました！　おおう。ただし幸田コリコはすぐに腕を退けてスキンブルの横に寝そべってしまいましたけど。その後腕を組もうとするといやがられたらしく避けられていました。幸田コリコは徐コリコより硬派なのでしょうか。
　ところで今回、ミスとがハーフ土管に入っていませんでした。ランパスが跳ねながら土管に上っていった時になんか違和感を覚えてよく見たら、いつもは土管で寝そべっている彼がずっとボンネットの上に。何か心境の変化でもあったのでしょうか。

■グリザベラの登場
　はあ〜………早水グリザってなんて上手いんでしょ〜か〜。もううっとりです。やっぱり楽譜どおりじゃない歌い方が何とも言えず素敵なのです。すごいですね本当に。
　ところで今回はジェミマが春原さんなので、彼女の歌がとっても上手くてよかったです。やっぱり違うわ。

■バストファージョーンズ
　ジョーンズさん登場に拍手。やはりお祭デーは観客もハイテンションです。お尻振って歩くジョーンズさんが可愛いですね。
　マンカスがミストに「ほら、いっといで」とやっていました。ミストはしぶしぶ「は〜い」と……このふたり、好きだ。
　挨拶してすぐに後ろ向いて、せっせと髪を整えているスキンブル。何をしているんだ、この後デートの約束でもあるのか？
　演説時。揺れまくる……と言うか振り回されるスプーンに怯えるカーバとギルもいいですが、やはり心置きなく居眠りするランパスと、横からそーっと肘でつつくコリコが最高でありました。「おい、起きろよ！　起きろってば！」って感じで必死のコリコが愛らしくて愛らしくて、そのまま持って帰りたくなりました。なんて可愛くも面白いの。
　この後、バストファさんに乗られて四つん這いになっていたギルを、ミストが足で蹴って起こそうとし、ギルがそれに抗議する、というちょっとした一幕がありました。そしてその後ご馳走シーン、バストファさんが立ってお皿リレーが動かなくなったのに、ギルはミストの持っている皿の上に新しいお皿をどんどん重ねていき、あげく重くて地面に降ろしたらミストの背中にまでお皿を置いていました。復讐でしょうか。めちゃくちゃ笑ったんですが…。

■マンゴジェリーとランペルディーザ
　趙マンゴのけそ度が微妙〜に下がったような気がするのは私だけでしょうか。下がったと言っても２歳児が３歳児になった程度なのですが、わずかに落ち着きが出てきたような……。錯覚だと言い切られると強く主張するほどの材料はないのですが……日本語が上達されたせいだろうか。はて。

■ジェリクル舞踏会
　個人的に私は福井マンカスの選手宣誓舞踏会宣言が好きでございます。でもよくなってるよねー。
　ところでタンブルの側転、手をついていなかったように見えたのは席位置の関係で見えなかっただけでしょうか。それとも本当に手をつかずになさったのでしょうか。いずれにしてもかっこよかったです。

■グリザベラ
　早水グリザって……上手すぎる。ただ、けっこう踊っていたのがなんか……まるで動かなかった以前の方が好きでした。踊るのもそれはそれで好きなんですけどね。
　それはともかく、百々ランパスって後ろからランペ止めるんですね。気付かなかった。

■幸福の姿
　おや。サインを終えたデュト様が、拍手に反応しておられましたね。佐川デュト様、いつの間にそのようなお茶目を身に付けられたのです？　なんかしばらく前まで本当にまるで愛想なかったのに。いえいえ、嬉しいですよ〜。

■劇場猫ガス〜グロウルタイガーの最期
　今回は何故か、けっこう起きてましたね猫さんたちが。しかしコリコ、ジェリロの歌の間は一応起きてたのにガスの歌が始まった途端に寝たような気がするのは私だけか？　さりげなく男の子ですね。
　その他、タンブルとカッサンドラが全く同じポーズで寝てたとか、カーバがマキャのしっぽでじゃらされてたとか、基本的なところは皆さん押さえてくれていた模様。ふっ、可愛いぜ。
　さてクリュー観察。よく見ているとクリューの中で一番最後に起きるのってマンカス部下。リーダー、実はそうなんだね…。
　そしてグリドル待ち。愉快でしたね。まず、タガーがマンゴの方に肘を置きます。置かれたマンゴはまるで回覧板を順番に回すように自分の肘を隣のミストの肩に。ミストがマンゴの肘をどけるとマンゴもタガーの肘をどけるのでした。
　さらに、タイガーがヘンなのに気付いたタガーがマンゴに彼を指差すと、マンゴもミストに指差してあげるのでした。何か順番こで回すことになっていたのでしょうか。マンカスとスキンブルは外れてましたけど。やたら愉快でした。
　そしてタガー、タイガーの真似して腕広げた変なパフォーマンスをしていてグリドル発見。嬉しそうに迎えに行ってましたね。
　ところで今回、なんだかいつもに増してアクションが派手だったような気がします。やっぱりお祭だからでしょうか。

■スキンブルシャンクス
　今回シラバブは、ベッドになろうとしないタガーに対し、声を掛けることすらせずに最初からしっぽを引っ張って引きずり倒しました。タガーの立場、まずいんじゃないでしょうか……。
　ところで今回、マンゴが仰向けで足ばたばたとかやってませんでした！！　おお、本当にけそけそを卒業したのか？！
　それにしても岩城スキンブル本当に上手くなられましたねー。将来が楽しみだ。

■マキャヴィティ
　マンカスが駆けていきますよーｖｖｖ　しかしあの感じだと、外へ出た時点で確実に追いついてるでしょうねー。（禁句）
　ボンバルリーナ。歌いながら体側を叩くのがそれはもうなんとも言えず色っぽいです。セクシーですわお姉様ｖ
　ところで、マキャにやられて（三半規管）倒れているマンカスを、マンゴが心配しているところを目撃。そうだったのね、マンゴ……良い子だったのね。

■ミスター・ミストフェリーズ
　ミストが缶から出す赤い細長い布。いつもカーバが片付けてくれます。このあたり、三宅カーバはさすがの慣れか腕の一振りで収納してくれるのですが、今回何故かそれが引っかかりました。見ると…ランパスが引っ張ってやがりました（笑）。こらこら……。
　ボンバルリーナ召還（違う）の煙が輪っかに。ときどきなりますよね。ちょっとお得な気分になれます。お祭効果かも、などと思いつつ、嬉しかったです。

■メモリー
　ランパス、またも後ろからランペに「フゥッ」。止めには行かない辺りがランパスたる所以でしょうか。（どういう意味だコラ）
　えー。とにかくここはもう、グリザベラが歌い始めるとこっちは思考停止です。鳥肌立ちますよね―これは。ああ、何をどうやったらあれだけ歌えるようになるものか……うっとり。ひたすら、うっとり。素晴らしすぎです。

■カーテンコール
　お待たせしました。今回のメインです（そうなのか）。
　まず、普通に一芸大会が繰り広げられ、ラインダンスが行われ、みんなで礼して終わります。
　……と、ここで、いつもなら舞台にひとりだけ残っちゃうデュト様が、みんなと一緒にさっさとはけていき、いつもならそのデュト様を連行していく役割を担うミストが残ってしまいます。
　手拍子の中、なにやら準備運動から始めるミスト……そして、技名分からないけどとにかく回ったり跳んだりやけにかっこいいパフォーマンスを披露し始め、その中を天上（天井）からするすると「キャッツＮｏ．１シティ大阪」と看板が降りて来ました。おお。
　そして、「CATS No.1 City Osaka!!」と、八巻タガーによる思わず横文字表記をしたくなるさすがのネイティヴ発音の叫びが！！　おお！　かっこいい！！
　そして音楽とともに、キャッツ紙袋を下げた猫さんたちが客席に走ってきて、大入袋（中味は缶バッジとカード、よく見たら「大入袋」じゃなく「大阪一番」と書いてあった）を配ってくれます！！
　ちなみに私たちの席は、最初にやって来たタンブルが１列前まで配って去って行ってしまったために、一瞬暗澹たる空気（と言うか一言で言うと「タンブル貴様月夜ばかりと思うなよ」）が立ち込めましたが、ちゃんとミストが来てくれたのでした。なんかミストを近くで見るのも久しぶりだ。
　もちろんその後の盛り上がりはすごかったです。
　タガー締め。
　タガー君、スポットライトをぐーっと持ち上げて上の看板に移し、自分は暗い中を抜き足差し足こっそり逃げていこうとしたところ、スポット当たっちゃって発見されていました。結局戻ってきてスポット縮め、しかし失敗。リモコン探して消してくださいました。爆笑。
　そして、もはや決まり事となっている呼び戻し。二回目辺りから一階席はほぼ総立ちのスタンディング・オベーション。だって前の人が立つから座ってると見えないんですもの。
　タガー君ははける時、腕時計を指差して「時間なの。急いでるの、分かる？」とのパフォーマンスを見せてくれます。
　しかし鳴り止まない拍手。３回目の呼び戻し、礼がやけにゆっくりだったのは私の気のせいではないと思う。タガーはまた腕時計を示して去ります。前回より激しく、「急いでるから！　ほらもう時間！！」と目一杯主張して。
　４回目。どうやらやけになったらしいタガーは、自分から手拍子をそろえさせ、盛り上がったところで飛び上がり、ドン！！　と飛び降りて止めさせる、ということを３回繰り返してくれました……意味はよく分からないけど楽しいので思いっきり乗ってしまいました。土下座までして「頼むから早く帰って」とやっていた彼が愛しいです。八巻タガーのファンになりそうです（こんなところでかい）


　しっかり忘れていた「キャッツNo１シティ大阪」、ここまで楽しませていただけるとは思いませんでした。面白かったです。特にタガー。
　大入袋も愉快だったし。
　そう言えばカーテンコールのとき、ふと気がつけば後ろにカメラ持った人々が立ち並んでおられました。おそらく新聞社の方々。どんな記事になったのか…これ書いてる時点（９月２４日夜中）には、まだ読んでないのですけどね、ほほほほほ…。



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