コンタクト ２００３年３月２６日（水）昼公演１３：３０〜
大阪ＭＢＳ劇場 一階Ｓ席
PART１ SWINGING 井田安寿 菊池正 松浦勇治 PART２ DO YOU MOVE? 妻：林下友美 夫：明戸信吾
ウェイター長：吉元和彦
滝沢由佳 工藤のぶ子 高倉恵美 金井紗智子
菊池正 松浦勇治 大塚俊 小川善太郎
敖強 焦剛PART３ CONTACT マイケル・ワイリー：下村尊則
バーテンダー：明戸信吾
黄色いドレスの女：高久舞
滝沢由佳 工藤のぶ子 高倉恵美 井田安寿
五辻彩子 金井紗智子
菊池正 脇坂真人 松浦勇治 大塚俊
小川善太郎 敖強 焦剛
最後のコンタクト観劇です。
そして唯一のＳ席、一階二列目…とは言っても、端っこなので笑えるほど見切れました。
■PART１ SWINGING
遠くからはそうでもないんですけど（私の視力のせいもあると思う）、近くで見ると、言っちゃなんですがお三方とも貴族には見えませんね。全く。
唯一それっぽくなくもないのが菊池さんですけど、菊池さんも随所で「あ、貴族ではない」と気付かせる行動を取るからなぁ（あ、それで良いのか。本来召使いなんだから）。
でも、井田さんはすっごい可愛いですね。本当に。
席位置の関係上、ぶらんこで足を広げるとぱんつが丸見えだったのですが…目のやり場に困るんですが…。
松浦さんは絶対に貴族に見えませんな。纏う雰囲気からして粗野ですし。凝り性で、徹底して召使いになりきろうと演技の練習をしていたのかもしれませんけども（嫌な貴族だなぁ…）。
＜追補＞
ふと疑問に思ったのですが、ぶらんこで本番やってる貴婦人と「召使い」はまあ良いとして。（いや良かないけど言っても意味ないし）
あれやってる間、「貴族」はどこにいるんだろうかと。
ワインを取りに行ってるんですよね。そして恐らくワインは森の中のどこかに用意してあるんでしょう。まあ屋敷まで行ってるかもしれませんけど。
用意してあるのだとすると、彼はそれを取って戻ってきて頃合いを見計らってあの場に登場するわけで、………様子を伺ってるんだろうか、もしかして。
……………召使いって大変ですねー。
■PART２ DO YOU MOVE?
色々と面白いことはあったのですが、悲しいことには前に座ってる背が高く頭のでかい兄ちゃんのおかげで左のテーブルのカップルが見えにくくて…。別にその方の責任ではないですし、仕方ないですけども。
ラブラブカップル達は愉快でした。よく見ると色々やってますねぇ。面白い。
近くで見ると、本当に林下さんブルードレスは可愛いですなぁ…。あの踊り出す時の、少しおずおずとした動きが好きです。
放り投げたメニューが、ウェイターさんの持ってる箱に入りはしたけど、弾んで出てきてしまい、焦さんがひょいっと拾ってました。あの投げるの、難しそうですね。
ウェイターは、菊池さんか、あれは？有能なウェイターがよく目につきました。よく見ていると、ウェイター長より明らかに有能でよく働いているように見えるんですが…だってウェイター長さん、お客さんに声をかけるタイミングとか、拙いですよね？ 喋り方はヘンだし。
焦さんの態度の悪いウェイターも愉快でした。「パンか？！」と訊かれる時の表情とか、ピストル博打（どういうネーミングだ）をするときの視線の逸らし方とか…。
そういえばあのピストル、一体いつなくなるんでしょうねぇ。注意して見ていても全く分かりませんでした。
今回はこのPART２で、やたらと笑いが出ていました。
■PART３ CONTACT
初めて見ました高久さんイエロードレス。
大変女性的で柔和な雰囲気でした。超然として、存在感はあるのですが、でもふとどこかに消えていってしまいそうでもあり…。
まさしくワイリーさんの求める理想のようでした。＜理想の女性＞と言うのではなくて、＜理想そのもの＞という感じですね。あのイエロードレスとコンタクト出来れば、本当の自分になれる、と違和感なく感じさせる存在感でした。
ダンスもお美しくて、スタイルも抜群で、見惚れるしかありませんでしたね…。いや凄い。
で、イエロードレスは良いのですが。
ミネッティさんになるとちょっと…喋り方が一本調子できゃんきゃんと小型犬が吠え狂っているようでうるさくて、ワイリーさんでなくても耳を塞ぎたくなりました。坂田さんのミネッティさんにあった、夜中に煩くされて怒っていても、どこかワイリーさんを心配しているような雰囲気もないし。（顔は文句なしに美人さんですけども。）
特に電話の声は心から止めてくれと思いました。
中でもワイリーさんが部屋に戻ってきてすぐに流れるやつは、いっそ完全に平坦に読んでしまえば、いかにも留守番電話に吹き込んだメッセージらしいと思うんですけど、中途半端に演技をしていて、すごく耳障りでした。
ともかく高久さんのイエロードレスは、踊っていてこそ、ですね。どの格好でも、ダンスをしているときはすごく自然に表情豊かで美しかったです。
下村さんワイリーさんは、言うまでもなく面白かったし演技が上手かったので特筆することは…
あ、そうそう。最後にミネッティさんが訪ねてきたとき、首に輪っかを引っかけたままドアに駆け寄ろうとして、ぐえっとなりますよね。紐が机に引っ掛ちゃってて。それが、今日はちゃんと引っ掛かってたんですけど、前回（３月１１日ソワレ）は引っ掛かってなかったですな。あれは一種のハプニングか…？
他には、あれはええっと、五辻さん？か？きりっとしたショートカットで凛々しい雰囲気が美しかったです。立派な胸も良いですなｖ
それに滝沢さんはどこにいらしてもよく目立ちますね。さすがだなと思いました。
あと高倉さんが、誰だったか（松浦さんだっけか）に逆さまに背負われて出てくるところがあったのですが、上半身がだらーんと垂れ下がっていて、それを見た途端「おお死体や」と思ってしまいまして。
……すみませんすみません、あんなにお美しいのに…。ぴんと天井を向いた美しいおみ足は素晴らしかったです。ええもうそりゃあ。それにダンスもお美しかった。笑顔もお美しかった。タントミールは実はかなり苦手だったんですが（なんでか怖くて、見られなったんですよ…）、人間役の高倉さんはどこからどう見ても奇麗だと思います。でも、やたら印象的だった、あの死体…。すみません高倉さんを見るたびに死体と呟いてしまいそうです…
カーテンコールは大変あっさり終わりました。平日マチネだから無理もないでしょうね。
PART１からPART３全体を通して、菊池さんの動きがとても良いと思いました。観ていて気持ちが良い優雅さがありますね。また別演目でも拝見したいです。
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